ケヤキの雌花を探して
4月28日(月)
ケヤキの雌花を探し続けた。時間が限られていたので、1日も間をおくことはできなかった。現地に着き、早速観察した。枝の先についているこのことが手がかりである。「先日、雌花なのかなぁ」と思ったものを改めて再度見直した。枝を見ると、元の方には雄花があり、全て葯が開いている。先へ辿ると、緑色をした果実のようなものがある。そこから白色のものが出ている。ここまでは先日確認済みである。
雌花と思われるものを探した。見ると意外にもいくつも見つかった。その中から白色のものが出ているものを見出し、詳細を見た。雌花と思われるものは、確かに葉の葉腋から出ている。これを見ようとするには葉を裏返さないとよく見えない。最初、葉を持ち裏返そうとしたら、雌花は見えてこなかった。枝をねじらないと写真に撮れないことが分かった。
葉の裏側からでないとよく見えない
雌花そのものは小さく、詳細を知るにはアップ写真の他は手がなかった。数枚撮影し、1枚1枚拡大して見ていくうちに、2本の雌しべが出ているものが見つかった。資料によると、雌花には2本の花柱(めしべ)があるというので、間違いないと思った。さらに資料を詳細に見ると2本の花柱には細かい毛のようなものがある。撮影した写真もそのようになっている。
2本の雌しべ(花柱)が見える
急いで再確認に行ってよかった。これが雌花であったことが分かった。ただ、既に果実になりかけていたのが残念だった。雌花の先が残されていたのが幸いだった。
撮影:4月27日
記 平成26年4月28日(月)