チガヤ、イチゴツナギ、スイバなどが現れてくる
4月26日(土)
もう直ぐ5月、上着が1枚、1枚はがれ、日中は上着なしで過ごせるようになった。作業をするときは腕をまくるようにもなった。もう極度に寒くなることはない。気持ちのいい空気が流れ、過ごしやすい季節である。人が自然の心地よさを感じるように、樹木、草花も生き生きしてきた。林の縁へ近づくと、空気の美味しさが味わえる。
池の畔を歩くと、チガヤ、イチゴツナギ、スイバが目に入ってくる。これらの草花を見ていると、「もう1年たつのか」と時の経つ早さに驚く。チガヤの穂には濃い紫色の粒がついているようだ。恐らく花が咲き、葯が出てきているのであろう。柵の中にあるので、接写が出来ないのが残念だ。
チガヤ
直ぐ近くにイチゴツナギがある。「もうこんなに大きくなったのか」と思うくらい、葉が出始めてからの成長が早かった。気がついたら、沢山の花茎を伸ばし、花をつけていた。イチゴツナギの仲間にもいろいろある。また、調べるチャンスがやってきた
スイバも大分出ている。スイバとギシギシがいつも混乱してしまう。スイバの方が一足早く現れてくるようだが、つづいてギシギシが出てくると、「はてな?」と思うときが出てくる。スイバは全体が茶褐色気味で、あるのに対し、ギシギシは全体が大柄で、緑色をしている。花のつきを見ると、ギシギシの方が数が多く、輪生している姿もはっきりしている。しかし、ギシギシの小さいのを見ると、どちらなのか即断は出来ない。
スイバ
売店の近く、ソメイヨシノの開花標準木の畔には毎年シロバナタンポポが咲く。今年も咲いていた。シロバナタンポポは西日本に多いというが、この辺でも丘を歩くと時々見かける。黄色いタンポポとは一味違った趣がある。
カモジグサも目にするようになった。イネ科の植物が旺盛に出てくると、春というよりも季節は初夏に移ってきたようだ。カモジグサに気づいたとき、まだ出たてなのかと思ったら、周りにはけっこうカモジグサを見つけることが出来た。
カモジグサ
日中植物を見ながら歩くと、汗ばむようになって来た。1時間、2時間ぐらいは飲み物も気にせず歩き通すことが出来たが、こう暑くなると冷たいものが欲しくなってくる。自動販売機の炭酸飲料がのどを潤し、新しい活力を生み出してくれた。
撮影:4月23日
記 平成26年4月26日(土)