公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

ケヤキとカエデの花

420日(日)
 
 公園のベンチに座っているとぱらぱらと上から何かが落ちてきた。雨でもないのに「不思議だなぁ」と思った。風が吹くたびに落ちてくる。上を見て、ケヤキの花である事が直ぐ分かった。注意して下を見ると、既に沢山落ちていて、隅にはかたまっている。よく見なければ、単なるゴミとみなしてしまう。
 服についたものを見ると、何か雄しべのようなものが見えている気がした。余りにも小さいので、肉眼では詳細が分からない。接写写真を撮ってみた。緑色をした粒やそれが開いたものが見える。これが雄花の葯らしい。
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落ちていたケヤキの雄花
 
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緑色をした粒やそれが開いたものが見える
 
 ケヤキは雌雄が同株で、雄花は数個ずつ新枝の下部に集まってつき、…雌花は新枝の上部葉腋に1個つく(牧野植物図鑑)という。落ちていた花を見ると、花が沢山集まっている。形から判断してもこれらは雄花といえる。雌花が落ちてくることはないので、見ることは難しい。
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雄花の集まり
 
 カエデの樹を見ると、葉の陰に花のようなものが見えた。プロペラのような形をした果実はよく見かけたが、花を見かけることはなかった。間違いなく花であろうと、よく見直した。小さいので、この花も肉眼では分かりにくい。やはり接写写真を撮ってみた。いろいろな図鑑によるとカエデの仲間は、萼、花びらが6枚、雄しべが8本となっている。しかし、写真ではこのことが確認できなかった。写真だと雄しべが6本になっている。よく見ると、上の方には既に果実が出来ていることを考えると、花の時期は終わりにきていて、雄しべなどは枯れ落ちたのではないかと思われる。
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カエデの花
 
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             果実と花                          花
 
 撮影:4月18日
 
 
  記  平成26年4月20日(月)