関山・普賢象を見る
4月15日(火)
三ッ池公園へサクラを見に行ったのが4月2日、そのとき関山、普賢象が蕾の状態で、まだしばらく咲かないのではと思い、今日までになってしまった。「ちょっと遅くなったかもしれない」と思いながら出かけてみた。
関山は下の池のテニスコート側にある。そこへいってみると、花は峠を過ぎたようだが、充分見ることが出来た。何の下調べもなく行ったので、関山がヤエザクラだったとはそのとき気がついた。そういえば、近くの公園などで咲き出したサクラはヤエザクラである。ヤエザクラにもいろいろな種類があるが、どこがどう違うのかほとんど知らない。
関山は赤みがかった八重のサクラである。花と同時に茶褐色の葉が出ている。蕾は鮮紅色でカンヒザクラに似ている。「カンヒザクラと関係があるのか」と思い調べると、ヤマザクラ群/サトウザクラの中に入るという(参照:山と渓谷「日本の桜」)。どうも関係なさそうだ。葉を見ると、葉はヤマザクラ系統であると想像できる。
関山
関山:ピンクのヤエザクラ
関山の隣に「八重紅虎の尾」というあまり聞かないサクラがあった。これもヤエザクラである。関山と八重紅虎の尾は、どこが違うのか、見ても、見てもほとんど区別がつかない(山と渓谷「日本の桜」)によると、同じヤマザクラ群/サトウザクラの中に入っている。
八重紅虎の尾
八重紅虎の尾:ピンクのヤエザクラ
下の池沿いに普賢象が植えられている。この花の雌しべの形が変わっているというので、「どのようなものなのか」ぜひ見ておこうと思っていた。花の写真を撮りたいのだが、やや高いところにある。何とか工夫をしてアップの写真を撮った。緑色を帯びた雌しべらしいものが見える。「これが象の鼻に見えたのか」と想像してみた。いくつか見ると、長いということは分かるが、それ以上のことは分からなかった。諦めかけたとき、偶然にも象の鼻を想像するものに出会った。「このことをいうのか」と納得した。しかし、たまたま見つかったもので、見るもの見るものがこのような形をしていないのも事実であった。
普賢象:雌しべは長い
普賢象:雌しべが象の鼻に似ている
普賢象見てから少し進むと、緑っぽいサクラが1株咲いていた。ウコンと表示されている。名前は聞いたことがあるが実物はどんなものかよく分からなかった。緑色のサクラとしてギョイコウを見ているので、それに似ているものかと想像したが、花の中心付近が違っていた。ウコンは赤みがかっていない。花びらの緑もコイコウよりうすい。
ウコン
ウコン:緑色のサクラ
記 平成26年4月15日(火)