ヨコハマヒザクラが終わった。
4月13日(日)
坂の右側にハナミズキが植えられている。とんがり帽子のように丸くなっていた冬芽が開き、中の様子が見えてきた。緑色の小さな粒、これが本来の花になるという。
カツラの樹に沢山の葉がついている。この樹はもうすっかり普通見かける樹の姿になっている。他の樹木と比べると、随分葉のつきが早かったと感じた。さらに葉腋を見ると、何やら赤みを帯びたものが出てきている。もしかしたらこれが花芽かもしれない。
カツラ 花芽
カツラの樹の付近には多くの人が出ている。小さな子供さんが楽しそうに遊んでいる。その光景を見ると「長閑で、平和だなぁ」とつくづく感じる。
坂を上り、ひょうたん広場へ出た。遠くからヨコハマヒザクラが目に入る。薄茶色で、光り輝くどころか、褪せてしまっている。「ああ、花は終わってしまった」そう思った。近づくと、その通り、もうあの賑やかさはなくなっていた。枝先にいくつかの花が残されていたので、それを撮影した。
ヨコハマヒザクラ
求めていたものが果たせず、帰ることにした。何か気が重い。階段を上りながら左手にあるトチノキを見上げた。何かいいことはないだろうかと見ていると、黒光りしていた冬芽が開き始めていた。中に花芽なのか、葉芽なのが見えている。
トチノキの新芽
イイギリ、ウバメガシ、マタバシイなどを見ると、いずれも春を感じさせるように、新葉が出るか、冬芽がほころび始めていた。どこを見ても、春、春・・・の連続の風景になっている。
記 平成26年4月13日(日)