公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

根岸公園のサクラ

48日(火)
 
  サクラもそろそろ終わりに近づいてきた。ぱっと咲き、ぱっと散る自然の神秘的な動きには驚く。時間を見ては近くのサクラを見てきたが、このわずかの時間に変化するサクラの開花に見る方が追いついていけない。
 近くの公園のソメイヨシノは葉桜になってきたので、まだ見ていない根岸公園のサクラの樹が気になっていた。桜山がどうなっただろうか。
 午後から中学校の入学式があるので、午前中急いでまわってみた。遠くから見つめる桜山にはまだ沢山のサクラが残っている。しかし、全盛期が過ぎ去ったことは一目見て分かった。ソメイヨシノの白く輝くあの眩しさは部分的には見られたが、全体としてはもうなかった。
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桜山
 
 公園の入り口に白い花が咲いていた。コブシと分かった。近くではコブシも終わりに来ていたが、ここのコブシはしっかり花をつけている。階段が上のほうにあるので、ここからコブシを見下ろすことが出来、花をよく見ることが出来た。
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コブシ
 
 ヤマボウシに葉が出ていた。枝先から出た2枚の葉には、葉脈がしっかり見え、「これから樹を支えよう」という生き生きとしった意気込みが感じられる。
 
 桜山へ入りかけると、シロタエザクラと書かれたサクラの樹があった。このサクラはヤマザクラ系と見られ、これからが見頃になるようで、蕾がたくさんついていた。(参考:山と渓谷社「日本のサクラ」)
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シロタエザクラ
 
 さらに進むと、オオシマザクラと思われるサクラの樹があった。こちらは先ほどのシロタエザクラに似ているが、葉が明るい緑色をしている。ヤマザクラ系とは違うように見える。
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 ランニングコースを進むと、緑の美しい場面に出会った。新緑の美しさといえば、ケヤキである。芽生えたての淡い緑は本当に新鮮さが伝わってくる。
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ケヤキの新緑
 
 赤いサクラの蕾がある。明らかに花が1つも開花していない。一見ヨコハマヒザクラに見える。もう咲いてもよいと思われる。もしかしたら別の種類かもしれない。
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ヨコハマヒザクラ?
 
 サクラとエノキの並んだところへ来た。サクラは花期を終わろうとしている。どうも見たところオオシマザクラのようだ。じっくり見たかったが、午後に予定があったので出来なかったのが残念だった。
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 サクラとエノキ
 
 最後にソメイヨシノの写真を撮った。全盛期を過ぎていて、花びらが落ちたのが目立った。花の命のはかなかさが分かる。
 
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撮影:4月7日
 
 
  記  平成26年4月8日(月)