公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

ミズキの冬芽が開く

49日(水)
 
 公園の中に3本の同じような樹が並んでいる。最初は何という樹か皆目分からなかった。2月に見たとき、冬芽も明確でなく、木肌から判断して、「エノキなのかなぁ」と判断していた。ところが今見ると、大きめな花がちらほら咲いている。花は高いところにあるので詳細は分かりにくいが、入り口で見たコブシのようである。コブシにしては花芽が少ないように見える。望遠で写真を撮ると、やはりコブシでよかった。今まで見てきたコブシには、目で見て分かるように花芽がついていたが、このような樹もあることを知った。
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           2月19日                           4月7日
 
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コブシ 
 
 芝生地に横へ長く枝を伸ばしている樹がある。枝先を見ると、大きな蕾が見える。一瞬モクレンを思わせる芽である。この樹の冬芽は赤く艶があった。あの小さかった冬芽が「このように大きくなったのか」と思い、吃驚すると同時に「あの時の樹とは別物ではないか」と錯覚もした。しかし、よく考えると、やはりあの時ミズキと思った樹に間違いない。開きかかった蕾を見ると、緑色の小さな粒が見える。これが本来の花芽であることは間違いない。時間をあけてみると、吃驚するほど変わる自然の動きが神秘的である。
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ミズキ
 
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冬芽が開いたミズキ
 
 ヌマスギに緑がついてきた。葉が芽生えてきたと思い、よく見た。ヌマスギの葉の小葉は互生になっているというので、それを見ようとした。しかし、葉はまだ棒状に突き出ているだけで、詳細は明確でなかった。写真を撮ると、小さな葉の中に大きな果実が姿を現していた。棒状に張り付いた小さな葉が分かるので、離れてくるのも間近だと思える。
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葉が出てきたヌマスギ
 
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ヌマスギの果実
 
撮影:4月7日
 
  記 平成26年4月9日(水)