公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

三ッ池公園 ―オカメザクラ・カンヒザクラ・大寒桜・寒桜―

223日(日)
 
 三ッ池公園のテニスコートの脇にオカメザクラがある。どんな様子をしているか、確認をしに足を運んだ。咲いている。今まで見てきたサクラと比べると一回り花が小さい。この桜も赤みがかっている。
 

調べると、カンヒザクラとマメザクラを交配してつくられたものであるという(オカメザクラ - Wikipediaより)。

 
 カンヒザクラの赤みが出ていることが理解できた。一回り小さいのは、マメザクラから来ていることは自明といえる。
 
 
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 丘の上広場からパークセンターへ通じる坂道にカンヒザクラがある。赤い蕾を見るまでは、サクラの樹ということは分かるが、カンヒザクラとは分からない。ここの斜面にはコナラなどが茂っており、夏場は余り日が当たらない。また、東側になるので、午後も日が差さない。条件的には厳しい環境にあるが、いち早く赤い花を咲かせていた。釣鐘を下げたように下向きに花をつける。真紅の赤みが鮮やかである。サクラの中では花が一番大きいように見受ける。
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 上の池の湖畔に大寒桜があった。
 

寒緋桜(カンヒザクラ)と山桜(ヤマザクラ)、ないしは寒緋桜(カンヒザクラ)と早咲きの大島桜(オオシマザクラ)の雑種と考えられている(http://hana-zukan.net/05o/00013.htmより)。

 
 
 
 花全体としては、ヤマザクラオオシマザクラに似ている。うっすらとした紅色にカンヒザクの面影がある程度で、カンヒザクラの特徴は余り出ていないように見える。
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 寒緋桜、大寒桜に続いて、寒桜というものもある。
 

寒緋桜と山桜の雑種と推定されているらしいです(http://www5b.biglobe.ne.jp/~s_mori/winter/kanzakura.htmより)。

 
 寒桜は寒いとき(ソメイヨシノなどが咲かないとき)に咲くということで、各地の寒桜が知られている。調べてみると、寒緋桜と山桜が関係している。今見る寒桜は花の末期に来ており、残っている花の数はごくわずかであった。比較するために貴重な写真を残すことが出来た。
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寒桜
 
 代表的なソメイヨシノヤマザクラオオシマザクラの蕾が大きくなってきている。第1の蕾は、あと1週間もしないうちに開きそうな気配がする。
 
撮影:3月22日
 
 
  記  平成26年3月23日(日)