公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

残されていたウメの花

3月12日(水)
 
  日中は暖かい。岸根公園は風がなく、ハイキング日和だった。坂を上っていくと、池の近くには20台近くの自転車があった。みんな同じような形をしており、後へ幼児を乗せる椅子がつけてある。公園にはたくさんの親子連れが出ていることがわかる。
 
 斜面にウメが植えられている。ちょっと遅かったかと思ったが、その通りだった。満開な様な光景は見ることが出来なかった。だが、未だ花は残されていた。公園にはコウバイとハクバイが植えられており、どちらにも花は残されていた。
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コウバイ                        コウバイとハクバイ
 
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コウバイ
 
 ウメの斜面の上にはモミジバフウの大きな樹が並木になっている。小枝の先を見ると赤いものが見える。そろそろ新芽の季節なので、間違いないと思った。望遠で写真を撮り見ると、きれいな赤みを帯びている。一瞬、ミズキの冬芽を思い浮かべた。よく似ている。
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 ハナミズキが見える辺りへくると、親子連れがたくさん出ている。子供たちは親元を離れ、自由に遊んでいる。平和な光景である。ハナミズキを見ると、心持ち蕾の頭が赤く見える。陽気が春めいてきたので、蕾の中の活動が活発になったようだ。
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 カツラの冬芽はだいぶ大きくなっている。外側の膜が開き中から赤いものが飛び出ようとしている。生まれたての新芽で、澄んだ赤みを帯びている。
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カツラ                           カツラの冬芽
 
 ネムノキ、エゴノキの近くへくると、2歳ぐらいの子が、おねーちゃんの後をヨチヨチと追いかけている。追いつかないのは当然である。周りを見ると、親の気配がない。「危なくないのか」と余計な心配が過った。長閑な光景である。ネムノキ、エゴノキの冬芽を見ようとしたが、目にするほどの変化は現れていないようだった。
 
 
  記  平成262月11日(火)