オオイヌノフグリ、ホトケノザの花が増えてくる
3月5日(水)
春めいてきたことにより、樹木だけでなく草花も勢いづき始めている。オオイヌノフグリ、ホトケノザは次第に数を増やしてきた。この花が咲き始めると、冬が終わり、春が来たことが実感する。オオイヌノフグリの花は1日の命と聞き、昨年調べてみたが、そんなことはなかった。数日繰り返し咲いてきたことを覚えている。もう1度確認してみようかとも思う。ホトケノザは毎年見るが、中々見栄えのする花である。赤紫で、複雑な花が人の気を引く。
細長い葉をしたイネ科植物が次第に目に付くようになってきた。艶のある葉をつけた大きな株が一段と目立つ。これだけは既に大分前から姿を見せている。明確には断言できないが、昨年の例で考えると、ネズミムギと考えられる。昨年、この株を追っていったら、ネズミムギの花が咲いたので恐らくそうだと思う。
ネズミムギ
ネズミムギと思われる株に寄り添うように似ている株がついている。こちらは艶かがなく幾分葉が広めである。これも昨年の経験から判断すると、タチスズメノヒエになうと考えられる。スズメノヒエにもいくつかあるが、花が出るまでは判別が難しい。
左:ネズミムギ 右:タチスズメノヒエ タチスズメノヒエ
たった1輪のタンポポが咲いていた。1年中見られるというタンポポだが、冬場はやはり見る機会が少ない。沢山積もった雪が解け、そこにこの花が咲いた。やはりもう冬ではない。このタンポポは花茎をほとんど出しておらず、地面に伏しているように見える。タンポポにとってもまだ厳しい自然環境にある。
帰り際ハナカイドウの状況を確認した。冬芽が開き、若い葉に囲まれた蕾が見えている。暖かい太陽の光を受け、葉は新緑に、蕾は赤く輝いている。
ハナカイドウ
観察:3月4日