公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

カンヒザクラ  ―花の形が分かってくる―

34()
 
 昨日寒かったと思ったら今日は暖かい。本当に春の陽気は定まらない。天気予報によると週末はまた寒いという。寒いといってもこのところ春めいてきたことが分かる。陽気がいいので今日も公園へ春を探しに行った。
 気になるのがカンヒザクラである。蕾が割れ中からまた小さな蕾が出て、花の形をしてきた。今日は暖かいので、もしや開くかが気になっていた。カンヒザクラは開くといってもごくわずか口を開くだけなので、気がつかない人もいると思う。花柄を出し、下向きに花を咲かせる。その日が何時来るかと待っている。
イメージ 1イメージ 2
 
 モモも気になる。蕾の先が開き始めてきているので、開花も迫っていると思うが、じれったくなかなか開こうとしない。公園には2本あるが、2本ともどっちつかずで、歯がゆい思いがしている。上の方の蕾は大きくなっていそうだが、残念ながら確認ができない。
イメージ 3
モモ:開きそうで開かない
 
 マメザクラ(正確には確認できていない)の蕾に赤みが出てきたと思ったら、今日はさらに開花へ進んできていた。サクラの蕾の中にはさらに小さな蕾が数個入っている。その中の蕾が見え始めてきている。赤みを帯びていて明らかに花が誕生しようとしていることが分かる。神秘的な一場面でもある。
イメージ 4イメージ 5
マメザクラ:中の蕾が見えている
 
 カリンも蕾がほどけ、花の形になり始めてきた。これも先日は未だ大部分は芽鱗に包まれ、頂点だけが赤い程度だったが今日見る姿は花らしく見える。芽鱗だったのは萼になっている。その萼の上に赤くなった花の子が立ち上がろうとしている。長いこと春と待ち望んでいたようだ。
イメージ 6イメージ 7
カリン:蕾と萼が明確になり、開こうとしている
 
 
  記  平成26年3月4日()