カツラの樹
2月21日(金)
カツラの林
カツラの樹を見ると、枝に何かが引っかかっているように見える。先日は気がつかなく、この樹をカツラと判断していた。正しかったのだろうか。樹に引っかかっているものの望遠写真を撮り、見直した。
拡大してみると、それは果実の鞘であることが分かる。樹皮と冬芽に目が行き、上空をおろそかにしていたことが分かった。それにしても、こんなに沢山の果実の鞘が残されているとは思いもよらなかった。
何かが樹に引っかかっている 冬芽と果実の鞘
冬芽は小枝に対生している。下のほうは何重ものしわが入って盛り上がり台座のようになっている。冬芽は丁度その上に乗っかっているように見える。一皮向けたらしく、赤く輝いている。カツラであることを再確認した。
冬芽は小枝に対生している 台座のようなものが見える
幹の肌は灰白色で、紙を張り合わせたようになっており、まくると剥がれそうに見える。一瞬、小枝に引っかかっているもので惑わされたけれど細かく見直すことによって一層カツラの樹に近づけた思いがした。
記 平成26年2月21日(金)