公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

ハナモモの冬芽・ハンノキの冬芽

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  先日(1月7日)にグヌギの冬芽と見たものに疑問があったので、ハンノキを見ながら確認した。あの時は薄暗く、寒かったが、今日も寒い。しかし、今日は明るいので確認はできそうだ。公園には何本かのハナモモの樹がある。通路側にあるのはハハナモモに間違いないが、シラカシ側には1本クヌギがあるので、それと見間違えをしていた。幹に割れ目が入っていいるところは両方ともよく似ている。
 ハナモモの冬芽を1ヶ月ぶりに見ると、大きくなっていることが分かる。細長かったものが、丸みを帯びてきて、先端に割れ目が出てきているように見える。暖かさが戻ってくれば、冬芽の中では開花の勢いが増してくるのではないだろうか。
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            1月7日                       2月12日
 
 ハンノキが花の季節を迎えているころと思って来たところが、先週の雪で落ちてしまったのだろうか、その姿は見ることが出来なかった。昨年の果実の残りがぽつん、ぽつんと見えるだけで、雄花の花序はなかなか見つからなかった。樹の枝にひっかかった枯れ葉のようなものが見えたので、よく見るとそれが雄花の花序だった。あんなに見ることが出来た花序がほとんど見られないとは吃驚した。小鳥に食べられたものもあるだろうが、こんなに少なくなるとは自然の厳しさが伝わってくる思いがした。
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ハンノキ:雄花の花序
 
 冬芽は枝に互生している。これは葉芽だろうか、枝から短い柄が出て、その先に冬芽はついている。柔らかな袋が開き中の紫がかった中身が顔を出しているようにも見える。これが新しい葉になるのだろうか。
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ハンノキ:冬芽
 撮影:2月12日
 
  記  平成26年2月15日()