公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

ヒメシャラを求めて 3

2月12日()
 
 梅林を見て進んできたが、目指すヒメシャラはまだ現れない。右を見、左を見と歩いて来たが、「ひょっとしたら通り過ごしたかもしれない」そんな思いがしてきた。大きなタブノキの下に入り、暗さと寒さで焦りが出てきた。「きっとあるはずである」と思い続けてきた。
 タブノキ林を抜けると、細い木からなる林があった。幹に灰色がかった斑点があるヤマボウシである。そのヤマボウシの先に赤褐色の幹が見えた。
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赤褐色の幹をした樹
 
 どうやらこの樹が目指していたヒメシャラらしい。やっと巡り会えたと思った。よく見ると、ここは出発したところの左側に位置していた。最初から左回りすれば直ぐに見つかったはずだった。寒かったが、せっかく巡り会ったので、でき限り調べてみた。
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全景
 
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斑点模様が著しい
 
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果実と冬芽
 
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イメージ 6             果実                            冬芽
 
 木肌の様子、果実、冬芽・・・等についていろいろの資料を得ることができた。この資料を基に、確かにヒメシャラであることを確認したいと思っている。
 1つの樹を探すのに、大分時間を要した。寒さの中で、一時諦めかけたが、目指すものに巡り会えたことは強く印象に残された。苦労が報われたすがすがしい思いをしてバス停に向かうと、丁度バスが止まった。暖かさの中に入り、幸運だったと思い続けた。
 撮影 2月6日
 
  記  平成26年2月12日()