ヒメシャラを求めて 1
2月8日(土)
ヒメシャラの樹について調べていたら、根岸森林公園にこの樹があると知ったので、実物を見ようと出かけた。家を出るときは、日も出ていて、何とか写真が撮れそうだと思っていたが、着くと雲が立ち込めてきて、日は陰ってしまった。バスを降りると、外は寒かった。
せっかく来たので、ヒメシャラの樹だけは見ていきたいと探し始めた。どの辺にあるかは、皆目見当がつかなかったので、公園事務所から右の方へ進んで行った。
松林が見える。少し起伏があるところが海岸近くの松林を連想させる。いい景色になっている。
松林
松の中にサザンカが見える。マツはきれいに剪定されており、1つの庭園をかもし出している。
マツとサザンカ
この樹は何だろうか。こういう姿になると見極めが難しい。何か手がかりはないか探した。すると、上の方に玉のようなものが見える。果実であることは間違いない。木肌を参考にすると、モミジバフウになるようだ。正確には葉が出たとき確認したい。
黄色く色づいたマテバシイ
池の近くにはタブノキの小さな森がある。薄暗いので、この葉を見たときタブノキに見えなかった。葉が小さく、細長いように見えた。「ひょっとしたら、シラカシかな」と思ったが、近づくと、葉はシラカシよりも巾が広く見えた。「では、アラカシ」、しかしよく見ると、鋸歯がない。そこでようやくタブノキにたどり着いた。
タブノキの森
以前、この公園へ来たのは10年以上前である。昔、ここでマラソン大会が行われた。あのときも寒かったことが思い出される。当時は走ることだけが頭にあって、周りの風景などはよく見ていなかった。当然樹木などは眼中になかった。今日は、目的が違う。
撮影 2月6日
記 平成26年2月8日(日)