公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

ヒメシャラを求めて 1

28日(土)
 
 ヒメシャラの樹について調べていたら、根岸森林公園にこの樹があると知ったので、実物を見ようと出かけた。家を出るときは、日も出ていて、何とか写真が撮れそうだと思っていたが、着くと雲が立ち込めてきて、日は陰ってしまった。バスを降りると、外は寒かった。
 せっかく来たので、ヒメシャラの樹だけは見ていきたいと探し始めた。どの辺にあるかは、皆目見当がつかなかったので、公園事務所から右の方へ進んで行った。
 足早に公園内をまわって行くと、マテバシイが沢山目に付いた。遠くからはヤマモモと見えた樹木も近くによるとマテバシイであった。
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 松林が見える。少し起伏があるところが海岸近くの松林を連想させる。いい景色になっている。
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松林 
 
 松の中にサザンカが見える。マツはきれいに剪定されており、1つの庭園をかもし出している。
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マツとサザンカ
 
 この樹は何だろうか。こういう姿になると見極めが難しい。何か手がかりはないか探した。すると、上の方に玉のようなものが見える。果実であることは間違いない。木肌を参考にすると、モミジバフウになるようだ。正確には葉が出たとき確認したい。
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 マテバシイが道に沿うって植えられている。葉が黄色がかっている。こういうマテバシイを見る機会は少ない。
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黄色く色づいたマテバシイ 
 
 池の近くにはタブノキの小さな森がある。薄暗いので、この葉を見たときタブノキに見えなかった。葉が小さく、細長いように見えた。「ひょっとしたら、シラカシかな」と思ったが、近づくと、葉はシラカシよりも巾が広く見えた。「では、アラカシ」、しかしよく見ると、鋸歯がない。そこでようやくタブノキにたどり着いた。
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以前、この公園へ来たのは10年以上前である。昔、ここでマラソン大会が行われた。あのときも寒かったことが思い出される。当時は走ることだけが頭にあって、周りの風景などはよく見ていなかった。当然樹木などは眼中になかった。今日は、目的が違う。
 
撮影 2月6日
 
 
  記  平成26年2月8日(日)