公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

アカメガシワの冬芽

26日(木)
 
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  里の広場に入ると、上の方が欠けたヒマラヤスギの姿が目に映る。この奥まったところは山へ続く崖になっている。そこの崖を見ると、大きなサクラが何本もあるので、いままでそれに目が囚われていた。
 冬芽を追いかけて近くの樹木を見ていると、「アカメガシワ」と表記された樹があった。数度来ているが、この樹の存在に気がつかなかった。幹を見ると、興味を引く木肌をしている。赤褐色の地の上に、縦方向に灰色の滑らかな曲線模様が入っている。細かいところを見ると、網のようにも見える。赤い網、何か「アカメと関係がありそうかなぁ」と思った。しかし、調べると、関係ないようだ。「アカメ」の語源はこの新芽が赤い色であることからきているという。名前も調べてみると面白いものである。
 木肌の美しさにしばらく見とれていた。冬芽は手の届きそうなところにあった。基木から茶褐色の短い枝が出ており、冬芽はその枝についている。若枝には星状毛があるというので確認した。小枝、冬芽とも茶褐色の布のようなもので覆われているように見える。これが星状毛なのだろうか。ルーペで見ないとその確認は出来そうもなかった。「頂芽は大きく、側芽は小さい」ということは確認できた。側芽は丸い塊となって互生している。頂芽は楕円形に近く、中央に丸いものが見える。これは側芽ではないかと思えるが、確かなことは分からない。また、頂芽の頭に丸く盛り上がったものが見える。これは頂芽の一部だろうか。このことも分からない。頂芽のつくりについて少し調べてみたい。
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基木から出た短い枝
 
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冬芽のつき方(互生)
 
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細かい毛で覆われた冬芽
 
 アカメガシワの冬芽は今まで見てきた冬芽とは少し違った形をしている。「側芽が脇についており、形が変わって見えるのか・・・」この点に参考になる資料を探したが、見つからなかった。
 
三ッ池公園(1/31)
 
  記  平成2626日(木)