マユミの考察
2月5日(水)
試料1
果実
葉 幹
「この樹はマユミかツリバナか」と長いこと考えてきた。この樹を見たとき、最初「ツリバナ」の名前が浮かんだ。花が吊り下がっているところから、直ぐに「ツリバナ」へ行ってしまった。しかし、その数分後、マユミと表示されている樹に出会った。
試料2
果実
果実と葉 幹
そこで、「先ほどのはツリバナでいいのだろうか」と思い直すことになった。再度もとの所へ戻り、再確認したが、この2つが同じものとは、どうしても思えなかった。それは葉が違うように思えたからである。試料1の葉はかさかさしていて、先が尾のように伸びているが、試料2はかさかさしていない。又、先は尾のようには伸びていない。幹は似ているが、果実は色が鮮やかに見える。
冬芽の比較
試料1 試料2
・試料1の冬眼の枝は緑色をしているが、試料2は濃い赤紫色をしている。
・冬芽は共に濃い赤紫色をしている。形は似ているのかな?。
先日、もう1つのマユミと表示されている樹を見つけた。そこで、今までのものと比べてみた。
試料3
マユミの全景
冬芽
・枝、冬芽とも緑色をしていて、少し赤みがかっているところがある。冬芽の形は丸く、中間的である。 幹には典型的な縦の筋模様が見える。
考察
1.果実は4つに割れる。
2.冬芽は緑色から赤紫色の枝に対生している。
3.幹は灰白色で、縦方向に盛り上がった筋模様がある。
以上の特徴を考えると、花の時期を見ていないのではっきりとは言い切れないが、「この樹の名前は何だろうか」と考えてきた樹はマユミになりそうに見えてきた。
記 平成26年2月5日(水)