公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

三ツ池公園の冬 9 ―(ハゼノキ・タイサンボク・ムラサキシキブ)―

21日(土)
 
 斜面の右側にハゼノキがある。この葉は秋に赤く色づく。昨年、一部赤くなったところを見たが、その後見る機会がなく、残念なことをした。今の時期は冬芽である。先日、別の場所にあるハゼノキの冬芽を撮影しようとしたが、薄暗く、鮮明に撮影することが出来なかった。今日は天気がいいし、撮影できる高さにあるので、うまく撮れそうに思えた。垣根に足をかけると、丁度うまい具合に撮影できた。薄い褐色で、球状に近い形をしている。4つぐらいに割れ目のようなものが入っているようで、先がやや尖っている。周りには幾分短い毛があるようだ。冬芽に毛があるとヤマハゼになるそうだが、この辺を次回には調べようと思う。
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ハゼノキ
 
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冬芽
 
 タイサンボクの冬芽を見ようとしたら、枝からオレンジ色のものが下っていた。タイサンボクにはつるが絡み合っている。わずかについている葉や赤い果実の様子からして、カラスウリの果実ということが分かる。ちょっと面白そうな絵になるので撮影してみた。冬芽は薄い褐色で、葉の間からたけのこのように出てきている。
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           タイサンボクとカラスウリ           タイサンボク:冬芽
 
 下の池からミズキの樹の横を通り山へ入ると、ムラサキシキブの樹が道沿いにある。紫色の果実をつけるとその存在がはっきりする。ムラサキシキブにそっくりなものにコムラサキがある。この違いを見分ける観点は何点かあるそうだが、冬芽が大きく違うということで観察した。茎から対生に出ていて、柄があり、小さな葉のように見える。コムラサキの冬芽は小さな塊状になっているというので、探してみようと思う。 
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  記  平成2621日(土)