公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

三ツ池公園の冬 6 ―(リョウブ)―

1月29日(水)
 
  花の広場の上には木組みの展望台がある。そこからは池が一望できる。夏などはこの景色を眺めると、暑さが消えていく。
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左にリョウブが見える
 
 ここの展望台付近ではリョウブの樹を沢山見ることが出来る。リョウブの樹を最初に見たのは、対岸の池の畔であった。写真を撮ろうと苦労した。花は小さく、詳細が分かる写真は撮ることが出来なかった。諦めながら、ここの下を通りがかったとき、ここの畔にもリョウブの樹を見つけた。そのとき、この丘へ何回か上がってきた。しかし、当時はミズキの樹が目当てであって、今見ている景色に気がつかなかった。また、上から展望台へ降りてきたときもある。このときも下の方まで降りてこなかった。いま思うと、この丘はリョウブの樹で満たされていることが分かった。
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リョウブ
 
 花の広場の入り口に、メタセコイアシラカシがある。同じ広場に、リョウブに似た樹が2本ある。幹が赤みがかっていて、樹皮がむけ、斑点模様になっているところはそっくりである。ちょっと見ただけではリョウブと区別がつかない。しかし、見てみると、何処かが違っている。幹の肌の赤茶色が濃すぎる。
 
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メタセコイアを中心とした樹木
 
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リョウブに似た樹
 
 2つの冬芽を比べてみた。リョウブの冬芽には沢山の芽鱗が見られない。薄い茶褐色で、のっぺらぼうになっている。もちろん笠のようなものもない。ところが、一方には笠があり、冬芽には葉のような形をした何枚かの芽鱗がある。
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          リョウブ                          リョウブに似た樹(ヒメシャラ)
 
 リョウブを見ると、いつも思い出すのがサルスベリである。サルスベリの幹は直立していない。2本の樹は直立している。サルスベリとも違うようだ。サルスベリの冬芽を見た。笠のようなものはあるが、形が違っている。
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 同じような幹をしたものにナツツバキ、ヒメシャラがあることを思い出した。確か、ここの場所ではないが、三ッ池公園にナツツバキがあった。そこへ行って見ると、笠のようなものがついている。そっくりである。冬芽の写真を撮りたかったが、高いところなので、詳細が分かるものは撮れなかった。ヒメシャラとの違いを知りたいが、再度調べてみようと思う。
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ナツツバキ
 
 
  記  平成26129日(水)