公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

三ツ池公園の冬 4 ―(イタヤカエデ)―

1月27日(月)
 
 太陽が出て、暖かくなりそうになったので、いろいろな冬芽を見ようと、三ッ池公園へ出かけた。少し歩くと汗ばんできたので、上着を1枚減らし、坂を上っていった。
 マユミの樹を探したが、案の定分からなくなったしまった。「やはり目印でもつけておく必要があったのか」と思った。探してみているうちに、カジイチゴの冬芽が目に付いたので撮影した。カジイチゴは手のような葉がついているので確認できた。冬芽は芽吹き始めていて、幼い葉の先が顔を出していた。
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             カジイチゴ                         冬芽
 
 池に通じる階段の両端はカエデの並木になっていて、春から夏にかけての緑は大変きれいだった。紅葉の時期に訪れたときは、緑が深く、「このカエデは葉が落ちない種類なのか」と思った。その後の変化を見ておかなかったのが失敗だった。いまは全ての葉が落ちてしまっている。角の樹にイタヤカエデと表記されていたので、ここのカエデはほぼ同じものと思える。イタヤカエデの冬芽を探したが、余りにも高すぎるので、よく見えない。低いところのものを探してみたが、見つからなかった。
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            並木                      イタヤカエデの表示があった樹
 
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            落ち葉                             冬芽
 
 左奥にスズカゲノキの樹を見て進むと、大きなケヤキの樹とスダジイの樹が見えてくる。この奥は展望広場になっていて、池を見下ろすことが出来る。ここの広場の一角にトウカエデの樹が沢山植えられている。ここへ入ると、木肌の皮が剥げそうになっている光景が目に付く。木肌に大きな斑点模様があるスズカゲノキとともに強く印象に残される。
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トウカエデ
 
 ここから右に降りていくと池の道へ出る。この坂道に先ほどと同じようなカエデの並木がある。このカエデもイタヤカエデのように思える。先ほどは、冬芽が分からなかったが、ここでは膨らんでいるのが分かる。「カエデ類は冬芽が対になっている」そう思って見ると、何処か違うように見える。見えるのは頂芽ばかりで、対についている様子は分からない。「本当にカエデなのだろうか」と思ってしまう。しかし、葉があるころは、間違いなくカエデの葉であった。後で調べると、イタヤカエデとイロハモミジやトウカエデとは違うらしいことが分かってきた。
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イタヤカエデの冬芽 
 
 
  記  平成26年1月27日(月)