公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

公園活動 ―早春の芽生え―

1月26日(日)
 
  正月は町会主催の公園活動がないので、公園の手入れが疎かになっていた。オレンジの花を咲かせ、楽しませてくれたキバナコスモスも枯れた茎が棒のようになっている。その間をケヤキ等の落ち葉が埋め尽くしていて、土の色が見えない状態にある。花壇に土の色が見えないと、どうしても荒れ放題になっていると思えてしまう。
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枯れた茎が棒のようになっている
 
 キバナコスモスの長い枯れ枝を何本かをつかみ、引き抜くと、簡単に抜ける。沢山あったが、意外と簡単に抜けたような気がする。それでも数が多いので、全てを集めると、一山、二山の山が出来た。茎は枯れているので軽いが、堅くなっている。これを二つ三つに折り、ゴミ袋に詰めると、ゴミ袋を突破ってしまう。そのため慎重につめなければならない。枯葉を間に詰めながらの作業になる。
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枯れ枝の山
 
 キバナコスモスの枯れ枝を集めた後は、枯れ葉を詰める作業になる。熊手で枯れ葉を集めるが、繊維質の強いものは熊手に引っかかり、熊手のはたらきが悪くなってしまう。仕方なく、熊手に引っかかったものを手作業で取り除き、再び作業を始める。
 枯れ葉が集まり、土の色が見えてきた。しかし、所々に枯れ草の株が目立つ。ほとんどはエノコログサである。隙間のないくらい花壇を埋めていたエノコログサがこのように最後まで残っている。株を掴み抜いてみると、意外と力が必要になった。緑色に繁茂していたときは簡単に抜けたので、「簡単に抜ける」と思っていたが、実際には逆であった。秋口からしっかり根を張ってきたことが分かる。
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所々に残る枯れたエノコエログサ
 
 土が見えてくると、そこには新しい春が始まっていた。新しい緑が見える。ヒメムカシヨモギの中には、ロゼットから立ち上がろうとするものも現れている。ハルジョオンは大きな葉を広く広げている。ハコベもある。ハコベは1年中見られるが、その側に、ミミナグサも顔を出している。小さい葉をつけたカタバミも見える。芽生え始めた小さな草花の世界を見ていると、正に早春の感覚に浸れる。
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ヒメムカシヨモギ                       ハルジョオン
 
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ハコベ                           ミミナグサ 
 
 
  記  平成26年1月26日(日)