公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

冬の公園 4

1月25日(土)
 
  「暖かくなる」という天気予報だったが、雲空のまま何時までたっても太陽は出てこない。気温も中々上がってこない。遠くの公園でもと考えていたのが、そういう気にはなれなかった。
 近くの公園で、カンヒザクラ、ハナモモ、カリン見てまとめることにした。公園の東側にカンヒザクラの樹が1本ある。赤みの強いピンクがかった花を咲かせ、ソメイヨシノの淡いピンクとは一味違った趣がある。花は大きく開かず、下向きに咲く。冬芽を見ると中央がよく膨らみ基部が引き締まるように細くなっているのが目についた。毛はほとんどないようだ。 
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カンヒザクラ                冬芽
 
 公園にハナモモは最初4本あった。しかし、何年か前に、台風で横倒しになり、植え直されたが回復しなかった。この樹は白色の花を咲かせる1本である。細い枝が上に向かいぼさぼさと出ているだけで、これという特徴もない。側を通りかかっても振り返る人はほとんどいない。しかし、花を咲かせると、「この樹が・・・」と思えるほど沢山の花をつけ、人を引き付けるようになる。冬芽を見たが、春はまだ遠いのか、暮頃から大きな成長は見られない。
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ハナモモ                   冬芽
 
 カリンも、何となく面白い樹である。今の時期何の変哲もないようだが、この樹の木肌が変わっている。全体は黄緑色をしていて、樹皮が剥げたような大きな斑点があちこちにある。また、とてつもない大きな果実をぶら下げるのも特徴がある。冬芽を見たが、ハナモモと同様、「春が遠い・・・」という感じで、大きな成長のあとは見られない。
イメージ 5イメージ 6カリン                    冬芽
 
 
  記  平成26年1月25日(土)