公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

冬の公園 3

1月23日(木)
 
  レンギョウは葉をつける前に花を咲かせる。黄色い花が沢山咲くと見事な景色をつくり出す。公園にも2箇所にレンギョウが植えられている。どういうわけか暮の暖かい日に毎年数個の花が咲く。レンギョウが咲き出したと思い、後を期待しても次の花は一向に咲いてこない。やはり気まぐれに咲いたのだろうか。いまは、大きな蕾はあるが、多くはまだ小さく、しっかり閉じている。芽鱗は稜があり、下はこげ茶色をして、上は薄い褐色をしている。先を見ると尖っている。
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レンギョウ                          冬芽 
 
 公園の入り口にジンチョウゲがあり、春先にきれいな花をつけていたが、いつの間にか枯れて消えてしまった。公園へ入ったとき匂うあの香りは、いまはない。このところジンチョウゲのことはずっと忘れていた。サルスベリを見て、次へ進んだとき、ここの片隅みにわずかばかりのジンンチョウゲ残されていた。見ると、赤い蕾が見える。大分大きくなっている。蕾を見たとき、あの独特な匂いが漂うのももう直ぐだと感じた。
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ジンンチョウゲ                           冬芽
 
 北側のシモクレンを見た。冬芽は温かそうな沢山の毛で覆われている。天辺にある冬芽(頂芽)は大きく目立つ。頂芽をよく見ると、下のほうに小さな冬芽がある。これは葉芽といい、いずれ葉になるという。小さいが、やはり沢山」の毛で覆われ保護されている。 
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モクレン                           冬芽 
 
 ハクウンボクという珍しい樹が1本ある。花は白色でエゴノキを思わせる。この冬芽を見ていると、やはり大きいのと小さいのとがある。資料によると、この小さいのは副芽らしい。副芽は頂芽に何かがあって、花になれないことがあったとき、これが成長し、花になるという。「副芽と葉芽の見分け方はどうすればいいのだろうか」こんな疑問がわいてきた。
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ハクウンボク                          冬芽 
 
 
  記  平成26年1月23日(木)