公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

冬の公園 1

121日(火)
 
  公園に落ち葉が沢山落ちている。歩くと「かさかさ」と音がする。ちょっとした藪を歩いている気分が味わえる。今日は、カラスとスズメ以外の野鳥の姿が見えない。「珍しいなぁ」と思った。
イメージ 1
落ち葉の積もる公園
 
 他の公園でヒイラギナンテンの花が咲いていたので、もしかしたら、「神奈川公園のヒイラギナンテンが咲き出しているのでは」との思いで見に行くと、蕾は大きくなっていたが、開花にはまだ遠いようだった。葉を見ると、いつもやや茶褐色で、くすんだ色をしていたのだが、今日見る葉は実にきれいだった。新鮮な緑色をしていた。
イメージ 2イメージ 3
 
 直ぐ隣にあるアセビを見た。ここのアセビは少し遅く咲くので、冬芽の膨らみもまだ小さかった。8枚ぐらい纏まった葉の中央から枝が出ており、その枝に蕾がついている。下の方の枝にはほとんど蕾がついていなかった。
イメージ 4
 
 公園には葉を落とすサンゴジュと落とさないサンゴジュがある。一般的にはサンゴジュは常緑樹で葉を落とさないことになっている。しかし、中には葉を落とす例もあるといわれている。葉を落とすサンゴジュは見事に紅葉し、隣にあるサンゴジュと対照的であった。「両方のサンゴジュの冬芽に違いがあるか」知りたいと思ったが、どちらも高いところにあり、詳細は知ることが出来なかった。
イメージ 5イメージ 6
落葉したサンゴジュの冬芽                落葉しないサンゴジュの冬芽
 
 高く聳えるトウカエデの樹が1本のある。カエデの仲間なので、冬芽は対になっている。本当にそうなっているか確かめた。冬芽は高いところにあるので、分かるか心配だったが、望遠で写真を撮ると、確かにそうなっていることが分かった。冬芽だけを見ると、普通見かけるカエデとそん色がなかった。
イメージ 7
トウカエデの冬芽
 
 コブシの樹が2本あるが、ここのコブシの冬芽の成長は他の場所よりいつも遅れている。やはり数は少なく、小さい。それほど環境は大きく違っていないのだが、何が原因なのだろうか。考えられるのは、近くに幹線道路があり、高速道路があることである。ひょっとしたら排気ガスが何らかコブシの成長に関わっているのかもしれない。
イメージ 8
コブシの冬芽
 
 
  記  平成26年1月21日(火)