公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

三ッ池公園の冬 3 ―(カクレミノ)―

1月14日(火)
 
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  この樹を見たときカクレミノと判断したが、それ以後長い間、本当にカクレミノでいいのだろうかと思い続けた。その理由は、葉がやや大きいいのではないかと思えたからである。よく見かけるカクレミの葉はこの葉よりずっと小さい。花や果実があればと待ち続けたが、そのチャンスはなかなか来なかった。
 この樹を再び訪れたとき、何か手がかりはないかと周りを見回した。そのとき、足元の枯葉の中に青紫色の果実を見かけた。「この果実はどこから落ちてきたのだろうか」と考えた。見ると、まだ落ちて間もないようだ。周りにある樹木を見たが、この果実を落とす樹木としては、目の前にある樹木しかないことが分かった。
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落ちていた果実
 
 そこで狙いを定めて、何処かにこの果実と同じものがあると探した。運がいいことに、思った樹にその実がついていた。やはりこの樹から落ちたのだのと思った。カクレミノと見ていた樹は、葉がアオギリの葉に似ていたので、迷っていた。アオギリだと今度は葉がやや小さすぎる気もしていた。今日、運がいいことに果実を見ることが出来た。この果実はアオギリとは違う。カクレミノの可能性が強くなった。図鑑で調べると、間違いなかった。樹木の中に、似たものは沢山ある。長いこと疑問に思っていた樹木の名前が分かったとき、1つの達成感を味わうことが出来た。
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落ちていたものと同じ果実がついていた
 
 
  記  平成26年1月14日(火)