サネカズラの再考
1月7日(火)
試料
このつる性の樹の名前は何だろうか。前に「サネカズラ」ではないかと調べたことがあるが、記憶から遠ざかっていたので、再度調べ直すことにした。
前は、馬場多久男著「葉でわかる樹木」の検索表を利用して検索していった。
つる性→葉は互生→葉は単葉→葉の縁は分かれない→側脈は羽状脈→葉は互生・束生→常緑→サネカズラ・オオバグミ
サネカズラとオオバグミの違いは写真で判断していた記憶がある。
再度、サネカズラについて調べると、「葉の縁にわずかばかりの鋸歯がある」という点に目がいった。いままでここをしっかりと見ていなかった。
手元の試料を見ると、鋸歯がないか不明である。撮影してきた何枚かの写真を見たが、いずれも鋸歯の存在は不明だった。そこで、前回の資料をよく見直してみた。すると、「薄っすらと鋸歯がある」と記録されている。また、写真を拡大すると、鋸歯の存在が確認できた。今回の写真は、たまたま不明瞭な写真だったような気がする。次回訪れたときにはしっかり確認したい。
今回の葉 冬芽
前回の葉:鋸歯が見える 葉の裏
考察
試料はサネカズラであるといえる。1度検索しても、詳細についてしっかりと抑えておかないと記憶が定でなくなり、再度調べ直すことになることが分かった。何度も試行錯誤することの大切さが分かる。
記 平成26年1月7日(火)