公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

ウメが咲く

1月6日(火)
 
  藪の枯葉を見ていると、赤と緑の丸い果実が目に付いた。つるのように枯れかけた茎についている。触るとぽろりと切れてしまう。この辺でつる性のもので、このような果実をつけるものがあっただろうか。つる性だとヘクソカズラである。しかし、この果実はヘクソカズラではない。思い出すのはヒヨドリジョウゴである。「枯葉でもないものか?」と思い、つるのような茎を辿ってみた。すると、縮れたような葉がついていた。そっと広げてみると葉脈が見えてきた。葉全体の形は分からないが、ヒヨドりジョウゴらしいことが分かる。
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 暮に、立町の見晴らし公園のウメの蕾が大分大きく膨らみ、色が見え始めていた。「もしかしたら咲き始めるのでは?」との思いで寄ってみた。公園では子供たちがキヤッチボールをし、遊んでいた。ウメの樹は階段を上がり、一段高くなった公園の南側に1本だけある。ふっくらとした白色の色が暮時よりも目立ってきている。「もしかしたら、咲き始めているのでは?」の思いが強くなった。近づき、よく見ると、咲いている。ほんのわずかだが確かに花が開いている。5枚の花びらが開き、中から雄しべが顔を出しているのが分かる。寒いが、季節は次第に春へ向かっていることが実感となってくる。
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咲いたウメの花
 
 近くにアセビがある。こちらも暮に蕾が大きくなっていた。「こちらはどうらろうか?」と見ると、蕾がひとまわり大きくなっているのが分かる。その分赤みも増しているようだ。アセビはこの状態になっても、直ぐには花を開かない。開花にはもう少し時間がかかるようだ。
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赤く膨らんだアセビ
 
 
 
  記  平成26年1月6日(月)