公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

樹木 樹皮の割れ目による識別

12月19日(木)
 
  2日間寒く雪の降りそうな天気が続くと、本格的な冬の迎えを思わせる。この状況では外へ出るのが億劫になってしまう。
 
 樹木の幹を見ると、樹皮に割れ目が入っているものを見かける。その模様はさまざまだが、同じ仲間には共通点が見られる。「この模様を見て、いろいろな樹木を区別できたら」と思い、調べ始めた。かなり難問と思われるが、身近な樹木について考えてみようと思う。
 
 岸根公園では、スダジイ、ウバメガジ、マテバシイシラカシを近くで見ることが出来る。手始めとして、この4種類について考えてみた。
1.割れ目が顕著である→スダジイ、ウバメガジ
2.開きの度合いが大きい→ウバメガシ
2.開きの度合いが小さい→スダジイ 
 
・破片の凸面は平らになっている。溝を挟み、破片の輪郭は寄せると一続きの平面になる。このことは、 以前破片同士はついていて、そこにひび割れが入ってきたと考えられる。
・ウバメガシの割れ目はかなり広く、破片の集まりに見える。そのため、斜めに割れ目が入っているよう にも見える。スダジイの割れ目は狭く、ひび割れに見える。
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ウバメガシ
 
2.割れ目は顕著でない→マテバシイシラカシ
  1.樹皮は滑らか→マテバシイ
  1.樹皮は滑らかでない→シラカシ 
 
マテバシイの樹皮は滑らかで、灰白色をしている。そして、縦方向に細かい筋が見える。
シラカシの樹皮はごつごつした小さな粒が沢山あり、緑灰色をしている。
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            マテバシイ                          シラカシ
 
 他の樹木の方はどうだろうか。時間をかけて見て行きたいと思う。
 
  
  記  平成25年12月19日(木)