ハクウンボクの果実と冬芽
12月18日(水)
明るく太陽が出ていた。何とか夕方までもちそうに思えたので、久しぶりに岸根公園へ出かけた。階段を上がり、外へ出ると、外の景色は一変していた。太陽は陰り寒さを感じた。しかし、せっかくきたので、一通り樹木を見ていくことにした。
公園の入り口の手前に、ハクウンボクがある。ちょっと見ると、枝先に面白いものが付いている。果実と思える。花のあと緑色になった果実を見たが、このように外側が乾燥した表皮に覆われているのは見ていない。横向きについているが、この果実が垂直方向だと、ヤマボウシに似てくる。
冬芽が付いているので見ると、何か変わっている。柔らかい毛が密生していることは理解できるが、周りに糸状のものが付いている。これは一帯何なのだろうか。風で飛ばされてきたものが偶然付いたものだろうか、それともハクウンボクそのものなのか知りたい。1枚しか写真を撮らなかったのが失敗だった。
斜面にウメの樹が何本かある。自宅近くのウメの芽はほんのりと色が付き始めている。ここのウメは少し遅れて咲く。恐らく花芽も遅れていることだろうと予想していた。見ると、案の定まだ色づくには時間がかかりそうだ。しかし、膨らんでいることは膨らんできている。
ウメの花芽
多くのモミジバフウは紅葉から落葉へと進んでいるが、まだ残っているものがあった。この樹の紅葉もきれいだ。今年は紅葉のときくることをしなかったのが悔やまれる。モミジバフウの下には沢山の果実が落ちている。実がまだ残されているのか、ハトが群がって突っついていた。
コナラがきれいに紅葉している。今まで見てきたコナラは黄褐色だった。こんなに赤みが強くなったのはお余り見かけない。少し葉が散り出しているが、こんなに美しく紅葉しているとは予想もしていなかった。カエデなども紅葉として残されているが、峠を越えている。
コナラの紅葉
ビワの樹に花が咲いている。ビワは花の少ない冬季に花をつける。白色の5枚の花びらを開いている。この花が5-6月になると美味しい果実となる。こんなに沢山花がなっているが、いくつが実にまで残っているだろうか。
ビワの花
記 平成25年12月17日(火)