ハンノキについて
11月21日(木)
大きなエノキの樹の横にハンノキがある。この樹の幹を最初に見たとき、曲がりくねる形、割れ目の入った被目を見て、コナラではないかと思った。しばらく経ってから再度見ると、枝にぶら下がっているものを見つけた。紐のようなものがあるかと思うと、玉のようなものもある。「一体この樹の名前は何というのだろう」と思った。
ハンノキ
ハンノキの幹
枝から何か垂れ下がっている球状のものは果実で、紐のようなものは花であると思う。
果実
花
図鑑を見て調べていくと、ハンノキらしいことが分かってきた。林野の湿地に生え、または植林される(牧野植物図鑑)。名前は聞いたことがあるが、山間部の方にあるとばかり思っていた。こんな近くにあるとは、意外な感じがした。恐らく植林されたものと思う。
垂れ下がる花、果実を見て、すっかりハンノキと思い込んだ。しかし、今日ハンノキについて調べ始めると、「この樹、本当にハンノキになるのかなぁ」と確信がなくなってしまった。
「ハンノキ、ヤマハンノキ、ヤシャブシなどの幹はみんな直立している」と書かれている(牧野植物図鑑)。今見ている樹はどう見ても直立しているとはいえない。インターネットでハンノキを引いて写真を見ると、牧野植物図鑑の説明のようにみな幹が真っ直ぐになっている。
葉を確認した柄が長い点は間違っていない。形葉脈を見てもよく似ている。再度幹を見直した。やはり寝ている。シカシ、ハンノキ以外の名前は考えられない。さらに検討する必要がある。
ハンノキの葉
記 平成25年11月21日(木)