公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

真っ赤に染まったサンゴジュ

11月17日(日)
 
  好天の暖かい秋日和になった。神奈川公園へ行くのも何日ぶりだろう。大分秋も深まってきたので、紅葉も始まっていることだろう。特に三ッ池公園で見たサンゴジュの赤い葉が印象にあったので、「神奈川公園のサンゴジュはどうだろうか」と気になった。先年真っ赤に染まったサンゴジュを見ていたので、期待していた。
 公園へ入ると、サンゴジュの赤い色が目に入った。「期待していた通りだ」そう思った。最初に、サンゴジュのところへ行った。真っ赤で実にきれいである。ただ時刻が遅かったので、片側が日陰になっているため、写真写りが悪くなってしまった。それでも日が当たっているところは、赤く輝いている。
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サンゴジュの紅葉
 
 広場には子供たちがたくさんいる。普段はこんなことはない。近づくと、きらきらキッズが開催されていて、その催しにたくさんの親子連れが参加していたのだった。会場では煙が立ち上り、バーベキューが行われている。また、その周りでは親子が楽しそうに遊んでいる。
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楽しそうに遊ぶ子供たち
 
 公園にはケヤキイチョウの樹がたくさんある。ケヤキは赤褐色に、イチョウは黄色く色づいている。その間にスダジイの緑が入る。きれいに色が配色されている。この景色を見ると、この都会でもいよいよ紅葉シーズンに入ったことが分かる。山間部の紅葉とは違うが都会には都会の紅葉の美しさがある。
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公園の紅葉の始まり
 
 大きなイチョウが見事に黄葉をしている。このイチョウは公園の中で一番大きなイチョウである。上に長く枝を伸ばし、大きくふさふさした形をしている。後方に大きなクスノキがあるのだが、この時期はイチョウが周りの樹木を圧倒している。見れば見るほど、この色が本当の黄色だといやでも感じさせられる。
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イチョウの黄葉
 
  サクラの樹も紅葉を始めている。サクラは花の時期は誰もがきれいで美しいと思う。でも、この秋の紅葉にも一助けをしている。真紅に輝くことはないが、中間的な色で間を取り持っている。スダジイやヒマラヤスギが公園にあるが、これらの緑とうまいバランスをつくっている。
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サクラの紅葉
 
 このケヤキケヤキ広場の中で一番大きなケヤキである。もうほとんどの葉が赤く色づいている。この樹の全景を見るのにはかなり離れないと見ることが出来ない。近くのビルの6-7階ぐらいはあるように見える。じっとこの樹を見つめていると、「ピッー ピッー」と小鳥の声が聞こえる。「ヒヨドリだ」と分かるが、その存在は確かめられない。樹の上の方を行き来している。
 
 
  記  平成25年11月16日(土)