三ッ池公園 樹木散歩11(丘の広場へ)
11月8日(金)
散策経路
南口から入り、以前に訪れた坂道をもう一度確かめ流れながら上って行った。右が山、左が谷になっている。左の斜面はケヤキの林になっていて、下草はほとんどないようにきれいに整備されている。空間を空けての植樹は樹木を楽しむことが出来る。右側は、左側とは対照的で、ほとんど手が入れられていない。手前にケヤキ、イチョウ、ヒマラヤスギが続いている。坂の中腹に来ると、右側にサクラが見えてくる。
ヒマラスギ
サクラの下の陰にサルスベリに似た樹木がある。しかし、サルスベリほどの艶やすべり具合はない。ナツツバキの標識があった。樹木マップにはこの近辺にリョウブやヒメシャラの名前がある。ナツツバキ、リョウブ、ヒメシャラこの3つの幹はよく似ている。リョウブの果実は小さな粒が紐状についているので、この樹はリョウブではないことが分かる。ヒメシャラはナツツバキ科に入るという。この2つの区別は難しい。
ナツツバキ ナツツバキの果実
サクラを越えると、冒険の森の広場へ出る。中央にはモッコクと思える樹が連なっている。そして、その周りにはヤマモモ、スダジイ、イチョウ、コナラなどが取り囲んでいる。その奥は通路を挟み学校へとつながっている。
冒険の森の広場
広場からもとの道へ戻ると、前に大きなホオノキが構えている。大きな葉をぶら下げ、やっとの思いで支えているようだ。「早く落ちて欲しいと思っているのではないか」と想像してしまう。
ホオノキ
小道を渡り進むと、左にカエデの樹がたくさん現れてきた。ここの公園にたくさんある緑がきれいはカエデである。左下は滝の広場になっている。滝の広場からは背後にきれいなカエデが見えた。どうもその一部であるようだ。向かい側の一段高い所は広場になっており、そこに大きなヤマモモと紅葉を始めたハナミズキの樹があった。
ヤマモモとハナミズキ
階段を下り、道に戻ると、道はさらに奥へと通じている。土手にあった草はきれいに刈り取られさっぱりしている。先日来たときは、ここにワレモコウなどがあり、秋を懐かしんだ。もう少しそのままにして欲しかった思いがした。
ワレモコウ
奥にもう1つの広場がある。ここの中央付近に大きなスダジイがある。この広場の前に階段があった。この階段は池の畔に通じている。スダジイやコナラ、サクラに囲まれた階段を進むと、ちょうど上の池と中の池の堺の堤に出た。
スダジイやコナラ、サクラにかこまれた階段
記 平成25年11月8日(金)