公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

三ッ池公園 樹木散歩9(下の池-2)

11月6日(水)
 
散策経路 
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  テニスコートを左に見て,桜並木を進むと突き当たりに出る。左にクスノキ、右にカエデを見る。どちらも大きく、葉をたくさんつけている。
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桜並木
 
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左:カエデ  右:クスノキ
 
 突き当りを右に折れて進むと、池側に再び見事なムクノキが現れた。この樹形を見ると、ますますエノキとの違いが分からなくなってくる。「エノキは幹が基から分かれるのが多い」と捉えていたが、このムクノキはご覧の通り、幹が根元で56本に分かれているではないか。幹の肌と葉をよく見ないと区別が難しい。
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ムクノキ
 
  ムクノキの近くに藪へ入る細い道があった。どこまで通じているのか少し入ってみると、大きな葉をつけた樹木がある。「ミズキではないか」とよく見直した。葉は高いところにあるので分かりにくい。低いところにないものかと探した。何とか手にすることが出来、詳しく見ることが出来た。葉は薄く、縁に鋸歯があり、色も薄い。幹にも被目が入りすぎている。現場では答えが出せなかった。後で調べてみると、どうもヤマグワらしいことが分かった。
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ヤマグワ
 
 この藪の中にはサクラとともにコナラが多く見られる。少し上ると、直ぐ下りになっていた。下りの斜面に同じような樹木が何本もある。背丈は2m以内でそれほど大きくない。「何だろうかなぁ」と見ていると、紫色の粒をつけていた。ムラサキシキブと思える。ムラサキシキブにそっくりなものとして、コムラサキというものがあるが、違いについては別の機会に検討したいと思う。
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 再びムクノキへ戻り、元の道を進む。左の斜面にコナラとエゴノキが見える。エゴノキは先ほど藪に入り見たものと思われる。
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左:コナラ  右:エゴノキ
 
 左右に幹が黒い樹木が時々出てくる。先ほど見てきたエゴノキに似ている。葉が小さく見にくいが、恐らくそうではないかと思われる。赤い実がチラッと見えた。葉を見るとハート型をしている。イイギリに間違いない。先日はもっとたくさん果実があったが、今日は少なくなっている。
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イイギリ
 
 
  記  平成25116日(水)