公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

三ッ池公園 樹木散歩8(下の池-1)

 
11月5日(火)
 
散策経路
 
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 池の畔に売店がある。広い三ツ池の中にある唯一の売店である。売店の回りには大きなサクラの樹がある。その中に開花標準木に指定された樹がある。このサクラの樹が開花したとき、この近辺のサクラの開花が宣言されるようだ。売店の前では、スダジイの周りを数本の大きなケヤキが囲んでいる。
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右が開花標準木
 
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開花しているところ                        標識
 
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  スダジイを囲んでいるケヤキ
 
 前方の左側にきれいな葉をした樹木がある。葉は対生しており、明るい緑が実にきれいに映る。ハゼノキという。そろそろきれいに紅葉する時期に来ている。ここを通ると、この明るい緑に誰もの目が行くだろう。向かい側には大きなクヌギの樹がある。
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ハゼノキ
 
 続いてネムノキが現れてきた。ここにネムノキと思うくらい意表を突かれた思いがした。ネムノキといえば、広い広場だとか、見晴らしのいい場所を想定していた。直ぐ側に、ムクノキがあった。この樹は、名前はよく聞くが、見る機会が少ない。若いときは、幹に被目が入らないが、老木になると下の方の被目が剥げてくるという。よく見ると、なるほど下の方は剥げてきている。少し上を見ると、クスノキのように縦方向の細い被目が入っていることが分かる。
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ムクノキ
 
 ここの通りはそれほど距離がないが、面白そうな樹木が現れてくる。角になるところにエノキが出てきた。このエノキと先ほどのムクノキとの違いが中々分からなかった。今でもきちんと見分けることは出来ない。葉も果実もよく似ている。そればかりか、幹の肌を見ても老木を除けばよく似ている。それものはず、いずれもニレ科に入っている。葉にある葉脈と鋸歯を見るとその違いが明確になってくる。今ではこの点を見ることにしている。
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エノキ
 
 正面にテニスコートが現れてきた。いつ見ても満員の状況である。若い人もいる。「勤めはどうなっているの?」と余計な心配をしてみる。テニスコートに沿った通りが三ッ池の最後の堤になっている。ここの両側はサクラの並木となっている。池への最初の入り口になっているので、意図的にサクラの名所にしていると思える。サクラの咲くときは、それは見事であろうと想像してみる。
 
 
  記  平成25115日(火)