公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

三ッ池公園 樹木散歩5(中の池-1)

11月2日(土)
 
散策経路
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  今日から中の池の周りの樹木観察に入る。上の池と中の池を仕切る堤を基点にし、時計回りの向きに進んで行く。堤の付近はイチョウの樹が黄葉を始め美しくなり始めた。しかし、ギンナンのにおいは収まる気配がない。
 この辺りで黄色い葉をしているものは全てがイチョウかと思っていらそうではなかった。よく見るとカツラの樹が入っている。イチョウの葉は扇形で、カツラの葉は円形に近い形をしている。だが、黄色くなると、皆同じような形に見えてしまう。
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イチョウとカツラの黄葉
 
 右にクヌギを見て進むと、道はゆるい坂になり、休憩所へとつながっている。休憩所からは中の池を見下ろすことが出来る。左の方には樹々の間から池沿いに桜並木が見え、右には先ほど通ってきたイチョウやカツラの黄色い葉が見える。近くにどんな樹木があるのか見渡すと、カツラの樹がたくさんある。下の池の近くにあり、ほとんど葉をつけていない樹木も見た様子ではカツラと思われる。場所によって、こんなにも落葉の時期が違うのかという疑問が出てきた。目の前にネムノキがあった。遠くへ目をやっていたので、気がつくのが遅かった。
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 ここの一角にはサクラを主体にカツラ、スダジイ、カエデなどを見ることが出来る。また、判定は難しいが、エゴノキもあるようだ。エゴノキは花や果実があれば直ぐに分かるが、葉と幹だけになってしまうと分からなくなってしまう。葉だけでは分からず、灰黒色の幹を大きな手がかりにしている。 
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葉が落ちたのはカツラ?
 
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カエデ
 
 坂を下り始めると、左側に細い幹だが、褐色、灰褐色などのまだら模様をした樹があった。上の池で見たリョウブに似ていることを思い出した。葉をよく見れば確認できたのだが、先を急いだため確認しなかった。次回確認したいと思う。
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リョウブ?
 
 薄暗い林の中を通り貫けると、再び池の近くへ出た。視野が開け明るくなった。日が差し、暖かさが感じられる。左側にトイレがあり、その奥に大きなイチョウの樹が連続している。まさにイチョウの林に見える。水面近くにはサクラの樹に混ざって大きなヤナギの樹があり、目が引きつけられた。しなやかに細長く伸びた枝が水面へ向かって落ちる光景は絵になっている。その大きな柳の下を低学年の小学生らしい児童の列が丘の方へ進んで行った。
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ヤナギ
 
 
  記  平成25年11月2日(土)