三ッ池公園 樹木散歩4(上の池-4)
11月1日(金)
散策経路
ここのうす暗がりを貫けると、丘から下りてくる道と合流する。右側は斜面になって丘へ通じている。ここの斜面の道際には、いろいろな草本類が出てきて、歩く人を楽しませてくれる。いまコマツナギが咲いている。コマツナギはマメ科の植物で、花茎にたくさんのピンク色の花を咲かせる。左側の池沿いは、日がよく当たっている。ここからはスダジイの樹木が長く続いく。
長く続くスダジイ
長く続くスダジイを眺めながら進むと、広場が見え、入り口に大きな樹木が見えてくる。広場は大砂場といい、大きな滑り台がある。小さな子供をつれた親が一緒に滑っている。楽しそうな雰囲気である。スピードをつけるために、ダンボールを敷いて滑る子もいる。
左:メタセコイア 右:ヒマラスギ
大きな滑り台
大砂場を越えると、丘側に階段があり、上の道へと通じている。ここは太陽の日が丘と樹木にさえぎられ、何時も薄暗くなっている。この両側にはどんな樹木があるか期待しながら上って行った。すると、見えてくるものが、あのきれいなカエデ、カエデの連続である。他のものはほとんど見えない。何か他のものはと、少しはなれたところを見ると、赤い実をつけた樹木が見えた。すぐにイイギリと分かった。
階段の両側はカエデが続く
階段を下りると、上の池を一周したことになる。池側にはサクラやツバキが見え、それに混ざって、ここにもフユザクラが咲いていた。サクラは花期が春だとばかり思っていたが、寒くなって咲くサクラもけっこうあるものということが分かってきた。この公園にも何種類かが咲いている。中国などの南部ではサクラは通常秋に咲くという。その原型が残されているのがいま咲くサクラではないかという説も聞く。サクラの向かいには、意外と少ないと思ったヤマモモの樹のかたまりがある。
左:ヤマモモ 右:フユザクラ
ごく大まかに上の池の周りの樹木を観察し、主だったものについて思いついたことを書き上げた。池から離れると、さらにいろいろな樹木が観察されると思う。
記 平成25年11月1日(金)