公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

三ッ池公園 樹木散歩3(上の池-3)

 10月31日(木)
 
散策経路
 
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  左側に橋が見える。橋といっても、上の池と中の池を分けている堤である。ここの角にホオノキ、リョウブ、サンゴジュ、イチョウがある。何回かここを通ったが、イチョウに目が行き、ホオノキ、リョウブ、サンゴジュには目を向けていなかった。ホオノキは逆光だが、大きな葉をしていることが分かる。サンゴジュの樹そのものについては知っていたが、薄暗いので気がつかなかった。サンゴジュの葉のイメージとしては「余りきれいでない」ことが頭にあった。幹についてもこれという強い印象なかった。どことなく、キンモクセイ、ヤマモモの幹に似ている印象があった。リョウブの樹の名前は知っていたが、実物を見ていなかった。パンフレットにこの名前が載っていたので、探していた。幹に斑点模様があり、枝は水面の方へ伸びている。伸びた枝先に何か粒がつながったようなものが吊り下がっている。花か果実らしい。橋の方からカメラで撮影してみると、リョウブの花か果実であることが分かった。
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ホオノキ、リョウブ、サンゴジュ、イチョウ
 
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リョウブ
 
 右側に大きな葉をつけた樹があるカクレミノに似ている。日光が当たったところが明るく光っている。葉が余りにも大きく、艶があるので、カクレミノと確信できなかった。しかし後で調べてみると、カクレミノで合っていた。葉、幹等いろいろな部分を正確に見ておかないと、判定が難しいことが分かった。
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カクレミノ
 
 いよいよ堤をわたる。強いにおいが漂ってくる。葉の黄緑色の美しさとは似合わないにおいである。においの正体はギンナンである。このにおいが好きな人はいないと思う。堤の両側にはイチョウ、サクラ、ツバキが植えられている。進んでいくと、においはさらに強くなってきた。道にたくさんのギンナンが落ちている。足を踏み出すのを躊躇したくなる。しかし、ギンナンを踏まなくては先へ行けない。踏みつけると、「ぎゅー」と感触の悪い音がし、ギンナンが弾ける。ここを通る人が踏みつけていくので、ギンナンは皮がむけ、種子がはみ出てきている。黄色い皮が道に張り付き、強いにおいを出し続けている。
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堤 遠方にイチョウが見える
 
 橋(堤)を渡り切ると、右側は丘の陰になっており、薄暗い。そこにヤマモモの樹が構えている。ヤマモモの樹はありふれているものだが、この公園には少ないようだ。ここで上の池の周りを見るために左に折れて、池沿いに進む。直ぐ目の前にイチョウ、カエデの樹がある。カエデの明るい緑が実にきれいに映る。先ほどのヤマモモの右隣りにも同じようにきれいなカエデがあった。このカエデは紅葉をしない種類なのだろうか。何度も書くが本当にきれいさが目に映る。
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左:ヤマモモ右:カエデ                  左:イチョウ 右:カエデ
 
 
   記  平成25年10月31日(木)