公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

三ッ池公園 樹木散歩1(上の池-1)

1029日(火)
 
散策経路
 
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 三ッ池公園はその名の通り3つの池がある。樹木がたくさんあり、野鳥の声が聞こえ、散策には好適な公園である。休日となると、親子連れがたくさん訪れ、家族で楽しく過ごす姿が見られる。また、ランニングやウォーキングを楽しんでいる人もいる。それぞれの人がそれぞれの目的でこの公園を利用している。
 私どもは散策の傍ら樹木を見て楽しんでいる。上の池から目にする樹木や風景を楽しみながら進んで行った。
 池のほとりに枝から大きな葉がたれている樹木がある。ホオノキである。冬を迎える時期になり、葉が枯れ始めこんなみすぼらしい姿になっている。春に香りの高い黄白色の花をつけるという(牧野植物図鑑)。この樹木はこの池の周りに何本か植えられている。
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ホオノキ 
 
 サワラの樹、これから進む道の両側にこの樹木が何本も植えられている。高く聳え、道筋を暗くしている。夏の暑いときにはここを通ると、ひんやりとして生き帰りを覚える。しかし、今はやや寒さを感じる。サワラはヒノキに似ている。樹皮を見ていたのではほとんど区別がつかない。葉の裏側を見ると、白色の模様がX文字のようになっているのがサワラの特徴という。葉は少し高いところにあるが、手の届きそうなものを探して裏を見るのも面白い。
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サワラ
 
 スダジイ1年中たくさんの葉をつけている。この公園にも散在して植えられている。いや、この樹は自生しているのかもしれない。秋になるとたくさんの果実を落とす。今の時期はほとんど落ちてしまっているはずだが、歩くところには余り見かけない。公園を管理している人がきれいに清掃しているからだと思う。黒褐色をした小さな果実だが、白色の子葉を持つものは食用になるという(牧野植物図鑑)。
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 南門を入って右側にはケヤキの林があり、たくさんのケヤキの樹を見ることが出来る。どこにでもある樹だが、いずれも大木となり、各公園の名物になっている。上の池の周りにもところどころに大木を見ることが出来る。
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 ここの5本のトチノキは見事である。葉が枯れ落ち、ほとんどついていないが、葉があるときは今よりも一回り、いや二周り大きく姿を変える。この花は大型で見応えがあり、果実も大きな球形のものがたくさんつく。そんな姿を思い浮かべ、この樹を見ていると、時間がたつのも忘れる。
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 滝の広場である。まだ歩き出していくらもたっていない。たくさんの緑で覆われている。中央にあるモミジの明るい緑色がきれいに見える。その緑を取り囲むように、右側にシラカシケヤキがあり、左側にはヒマラヤスギが高く聳え、その手前をスダジイの林が取り囲んでいる。
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スダジイ・ヒマラヤスギ                    シラカシケヤキ
 
 
  記  平成251029日(火)