公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

パークセンター付近の植物

10月26日(土)
 
 パークセンターの左側を見ると、クヌギかコナラかと思われる樹木がある。葉が高いとろろにあるので判定が難しい。右側にコナラがあるので、葉を比べてみた。幾分細めであるようだ。望遠を使って見ると、葉の縁の鋸歯の先端が針のように尖っているのでクヌギになる。
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 クヌギの近くにトウカエデがあり、その右に赤みがかった果実が見えた。この果実は割れて、艶のある黒い球状のものが飛び出ている。先ほど、マユミについて調べてきたので、マユミの果実が割れたのかと思った。しかし、それにしては様子がおかしい。割れてない果実を探すと、3つの果実が1箇所についている。割れて出てくる黒く艶のあるものは種子になる。調べると、この樹木は「ゴンズイ」であることが分かった。
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 パークセンターの庭にはカツラの樹が横1列に植えられている。葉は黄緑色に変わっており、冬を迎える準備をしている。また、芝生地にでは、サクラの花が咲いていた。21年に記念樹として植えられた「八重紅枝垂桜」との表示がされている。
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カツラ
 
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八重紅枝垂桜
 
 庭の後方の丘には、紅葉の気配が忍び寄っているが、まだ緑が鬱蒼としている。コナラ、クヌギ、サクラ、ミズキ、ケヤキモミジバフウなどを見ることが出来る。
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コナラ、クヌギ、サクラ、ミズキ、ケヤキモミジバフウなどが見られる
 
 丘の麓の1箇所に青紫の花が咲いている。先ほどパークセンターで展示されていたカリガネソウに似ている。写真を撮り比べてみた。間違いないようである。舌のようは花びら1枚にのみ青い斑点があり、他の花びらには斑点はない。中央から長く伸びているのは雄しべや、雌しべらしい。珍しい形をしている。
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 カリガネソウの側に、これも展示されていたうちの1つ、コムラサキがあった。紫色の丸い粒が宝石のように輝いている。よく見ると白色のものもある。こちらはいずれ色がついてくるものと思う。
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  記 平成25年10月26日(木)