公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

チカラシバとメリケンカルカヤの群落

1012日(土)
 
  中央公園にはユリノキの大きな樹が何本もある。この樹の梢を見ると、葉が大分痛んでいる。先日の台風などにより雨、風の打撃を受けたことが分かる。既に形成が始まっている花芽はどうなっているだろうかと目をやると、花芽は無事で大きく育っている。
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ユリノキの花芽
 
 ひょうたん広場の入り口にモッコクがある。ピンク色のきれいな果実をつけている。今最高にきれいになっていると思う。淡いピンクの丸みが人目を引く。それにしても細い枝にぎっしりとついている。恐らく野鳥たちがねらっていることだろう。
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モッコクの果実
 
 ひょうたん広場に1本のタイサンボクがある。この樹も大きな花をつける。この樹の花芽も順調であろうと観察した。見事に大きくなっている。柔らかそうな毛をつけたたくさんの燐ペンが芽を包んでいる。見るからに暖かそうだ。
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タイサンボくの花芽
 
 ひょうたん広場を一周してくると、斜面にチカラシバメリケンカルカヤの群落に出会った。右側がチカラシバ、左側がメリケンカルカヤと見事に住み分けている。中でも、メリケンカルカヤは半分以上を占めている。
 チカラシバは公園の草原には至る所に出現している。メヒシバ、シマスズメノヒエなどが刈られ一掃された草原にはチカラシバが勢力を広げている。「草のあるところにはチカラシバがある」といえるぐらいの勢力である。 
 メリケンカルカヤの群落を見たときは吃驚した。最初斜面の一部と思ったら、さらに奥へと広がっていた。「こんなにも勢力を伸ばすものか」と思った。この光景は昨年には気がつかなかった。
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メリケンカルカヤの群落
 
 
  記  平成251011日(金)