シロザ
10月8日(火)
シロザ、この花も畑や空き地でよく見かけたものだ。しかし見ようとするときは無いもので、最近あまり見かけなくなった。この花と時を同じくして、あれほど見たブタクサもほとんど見なくなった。
シロザの葉は独特な形をしている。大まかにはひし形で、上の2辺が下の2辺より長い。上の2辺の縁には数個の鋸歯があり、先は尖っている。全体が灰白色で、特に葉の裏は灰色が強くなっている。葉茎とも産毛のような毛がたくさん生えている。
葉の表 葉の裏
この花がいつ咲いてくるか見守っていたが、ようやく花芽が目立ってきた。葉腋から枝が出てきて小さな粒の塊のようなものが交互に見える。この小さな塊が花になってくることは明らかである。たくさんある粒の中に先が赤くなっているものがある。これは花の咲きはじめかと思って、カメラを向けたが、まだ花の形をしていない。茎は四角形をしており、硬い。褐色を帯びており、縦方向に数本の溝が筋となって見える。
葉腋から花芽出てきた 蕾が赤くなっている
縦方向に数本の溝(筋)が見える 断面は四角形
図鑑などを見ると、シロザのところにアカザが一緒に載っている。アカザを見たいと思っているが、いまだ見ていない。またシロザとどこが違うかを知りたいと思っているのだが、一方が見つからないため、何の解決も出来ない。
若葉が紅紫色であるものがアカザで、そうでないものがシロザという。また、アカザは畑などに一時的に見られるが、野外のどこでも見られるのはシロザである。(牧野植物図鑑)
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アカザはこの都会の中ではなかなか見ることが出来ないことが分かってきた。どちらも食べるらしい。また、アカザは食糧として栽培されたとも言う。アカザが畑に現れるのは、栽培されたことが起源になっているのかもしれない。
記 平成25年10月8日(火)