カゼクサを調べる
9月29日(日)
あちらこちらでカゼクサを見かける機会が多くなってきた。カゼクサはコスズメガヤによく似ている。それもそのはず、調べると、どちらもイネ科スズメガヤ属に入っている。カゼクサの株が小さく、背丈も低いと二つの違いを見分けるのがなかなか難しい。
先日は咲きはじめだったので、数も少なかったが、今日はたたくさんの株が見られることを期待してカゼクサを見に行った。
カゼクサでいっぱいになった草原
予想通り、草原の大半はかぜ草が閉めるようになっていた。つい最近はメヒシバの天国だったが、あっという間にカゼクサと入れ替わっている。自然の変化の面白いところである。
カゼクサについていくつか専門的なところ(葉鞘、鞘口)を確認したかったので、調べてた。
牧野植物図鑑および保育社の図鑑より
1.葉鞘の口縁に白色の細い毛を密生する
2.紫色で光沢のある小穂を多数つける
3.小穂の枝にある腺(牧野植物図鑑では関節と表現しているのが該当するのか)の存在
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この点を確認した。
1.について
葉鞘の口縁に白色の細い毛を密生する
確かに確認できる。
2.について
小穂
紫色で光沢のある小穂を多数つけている。
3.について
小穂よりに黄色がかった腺がある。
4.さらに小穂の枝の付け根の様子を見た。
透明なふくらみになっている
大きな株になっているし、葉も長い。何点か確認すると、この植物がほぼカゼクサであるといえる。
記 平成25年9月28日(土)