公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

この花はユウガギク?

9月20日(金)
 
 坂を上ると、にぎやかな声が次第に大きくなってきた。小さな子供たちがいることがはっきり分かる。子供たちは近くの幼稚園児らしい。園児たちは保育士さんと一緒に一段高いところで遊んでいる。
 畑のわき道を少し下り、藪を見つめた。奥のほうに民家がある。民家の入り口に秋を代表するハギの花が咲いている。ハギにはいろいろな種類がある。これは一般家庭の庭にあるハギなので園芸種と思われる。名前を特定するのは難しい。
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ハギ
 
 藪伝いに来た道を上っていった。カナムグラ、エビヅル、オニドコロなどがいろいろなものに絡まっている。その中に、青紫色をした果実が見られる。エビヅルと思われる。葉の裏面を確認すると、褐色である。これはエビヅルになる。
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エビヅル 
 
 オニドコロの花も小さい。オニドコロには雌株と雄株があるという。お株の花、雄花は上へ立ち上がるが、雌花は下垂するという。事前にこのことを知っていたらよく確認したのだが、撮影したときはいろいろなものが絡まっていて、そこまで注意して見ていなかった。雄花か、雌花かこの写真ではなんともいえない。やはり下調べが肝心だった。
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オニドコロ 雄花? 雌花?
 
 道沿いには草本類が見られる。白色の花が見えた。まだ数は少ない。この花を見ると、ヨメナ、ユウガギク、ノコンギク・・・などを思い出す。みなそれぞれ似ている。外形だけでは区別が難しい。花を解体し、細部を詳細に見ないとなんともいえない。ユウガキクのような気がするが。後日調べ直さなくてはいけない。
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ユウガギク? 
 
 日が当たっている土手にツルボが咲いている。場所は違うが先日も見ているので、花を見て「ツボボ」と直ぐに分かった。小さな花が穂状についている。雄しべが外側に向かって飛び出しているところが特徴的である。花びらは6枚、雄しべ6本という。花びらの枚数を確認しようとしたが、重なっているものもあり、写真では確認できない。雄しべについても同様なことになった。写真を撮り終わり、辺りを見ると、近くにたくさんあることが分かった。
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 ここの公園の北側にはエゴノキが何本かある。初夏に下向きに咲く白い花は清潔で上品さを思わせる。花後の果実を見ると、楕円形をしていた。今は丸く球状になっている。ヒメリンゴの果実によく似てきている。
 
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エゴノキの果実
 
 
  記  平成25年9月19日(木)