エビヅルの葉と果実
9月9日(月)
階段状の公園を下へ降りていく途中でイノコズチを見た。葉腋から花枝が伸びてきている。このところいろいろなところで目立ってきている。この花枝が伸び出すと、夏が終わり、秋に入ったことが実感してくる。この果実は服などにつきやすく、一旦つくとなかなか取れない。同じように人の服につきやすい果実にアメリカセンダングサがあるが、この花はまだ咲き出していない。
イノコズチ
相当かに刺され、堪えたので、帰ることにした。陸橋を渡ると小さな崖がある。何かあるだろうかと寄って見た。クコが咲いていた。咲いていたといっても2つだけの花で、それも貧弱だった。これから咲いてくるものと思われる。
クコ
クコの近くにつる性のエビヅルの果実が見えた。緑色の小さな粒が房状についている。このエビヅルを見ると、いつもノブドウとの比較が気になってくる。一般的にノブドウの葉は切れ込みが深く、裏面が褐色になっていない。そこでこの葉の裏を見た。褐色気味のような気もするが、明確ではない。葉の輪郭は切れ込みが深くないので、エビズルになる。迷いながら近くを見ると、同じ葉のものに、青紫色をしたぶどうのようなものがついていた。この果実だけだと「エビヅル?ノブドウ?」と迷うのだが、そこの葉の裏を見たら。間違いなく褐色であった。最初に判断したことが正しかったことが分かった。
エビヅル
葉と果実 葉の裏
葉の裏が褐色 熟した果実
記 平成25年9月9日(月)