公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

ヒヨドリジョウゴの花が咲いた

9月8日(日)
 
  丘伝いに歩き中学校へ向かうと懐かしい校歌が聞こえてきた。「ああ、体育祭の練習だ」。最初は伴奏しか聞こえなかったが、次第に子供たちの声が聞こえてきた。風の吹き方で、大きく聞こえたり、小さくなったりする。
 中学校付近にも観察点が2箇所あるので、そこを見に行った。第1の観察点では崖よりに手すりが設置されていた。確かこの前のときはなかったような気がする。崖を見上げたが、目立った変化はなかった。そこで第2の観察点へ向かった。この辺も住宅がぎっしりと密集しており、昔の丘のイメージがなくなっている。道路に面した土手の縁を見ると、赤紫色に色づいたものが落ちている。「何なのかなぁ」と思った。今時だと「クズの花びらではないか」と思い、崖全体を見渡した。すると、上の方にクズの花が咲いている。やはり、赤紫色の落ちものはクズだった。
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クズの花
 
 中学校に面した道路に大きなエノコログサが見えた。いまエノコログサを見ると、アキエノコロが気になる。普通のエノコログサとアキエノコログサの違いを知りたいと思っている。大型で、穂が垂れれば、アキエノコロと書いてあるものが多いが、どうもこれだけでは決めかねている。葉の表面に毛があるという資料もあるが、今見ているものには毛はないようだ。よく検討したい。
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大きなエノコログサ アキエノコロ?              小さなエノコログサ   
 
 校庭の東側のくぼ地に公園が階段状に整備されている。公園に整備される前はいろいろな植物を見た覚えがある。今残されている斜面は少ない。ほとんど人工的な斜面と変わっている。斜面の植物を見ていると、やたらにカが攻撃してくる。日陰で薄暗くなっているので、5匹や10匹はあっという間に攻撃してくる。短パンで来たことを後悔した。下の縁を見ているとき、イヌホオズキに似た花を見つけた。よく見ると、花の先端が茶褐色になっている。これはイヌホオズキとは明らかに違う。葉を見た。くぼみのある葉をしている。それを見て、ヒヨドリジョウゴと判断した。
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 カと戦いながら観察を続けると、珍しそうなのがあった。エノキグサと思われる。花壇に花枝がまだ立ち上がってこないものをよく見るが、何時かこのように花枝が立ち上がっているのを見たいと思っていた。今、いいチャンスが来た。全体の写真は撮れたので、接写写真を撮ろうと試みたが、どうも上手くいかない。小さいので鮮明な写真が撮れない。
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エノキグサ
 
 
  記  平成25年9月8日(日)