公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

コマツナギが咲いている

9月7日(土)
 
 暑さが和らぐと、豪雨、雷そして竜巻・・・天候が不順になっている。秋の不安定な時期に入ったとは言うものの、今までにはないことがしばしば起きてしまう時代になってきた。
 浦島丘の東の方の観察地に行って見た。途中の坂道でコマツンギに出会った。昨年も道路の端で石垣とアスファルトに囲まれた狭い空間に見られた。今年も昨年と変わらず、花を咲かせていた。花序は円錐状で、下からうえへと花を咲かせる。ピンク色のきれいな花である。
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コマツンギ 
 
 ヨモギの先が黄緑色になっている。花が咲き出した気配がする。ヨモギの花はそもそも非常に小さいので、目を近づけて見たが、はっきりしない。カメラで接写して撮ったが、鮮明に撮れなかった。そろそろ咲くことは間違いない。
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先が黄緑色になったヨモギ
 
 道路端にイタドリが咲いている。どこにでも見られるものだが、花が咲くと一つの景色をつくる。勢力が強く刈っても、刈っても直ぐに伸びてくる。つる性のところもあり、他のもんをどんどん押しのけて勢力範囲を広げていく。
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道端に咲くイタドリ
 
 坂を上り、少し進むと右手に観察地がある。ここにはキリ、エノキ、エンジュなどの樹木がある。その中のキリを見た。大きな房状に果実が下がっているのが分かる。果実を目で追って見ていくと、褐色で丸いものが見えた。果実にしては形が全然違っている。もしかしたら新芽なのかも知れない。調べて見ると。来年咲く花芽であることが分かってきた。もうこの時期にこんなに大きくなっているとは・・・。キリの花は大きい。やはり、花芽も大きい。
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キリの果実                           キリの花芽
 
 右に土手を見て細い坂道を下ると、土手に咲く花を見ることが出来る。いま下草の中にキツネノマゴがたくさん花をつけている。枝の先に淡紫色の穂状の花序をつける。紫色の小さな花である。小さいので、ルーペでも使わないとつくりは分かりにくい。
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キツネノマゴ 
 
 
  記  平成25年9月7日(土)