公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

防災備蓄庫整理

9月10日(火)
 
  9月8日(日)、小学校にある防災備蓄庫の整理をすることになっていた。外を見ると、天候が怪しかった。「雨でも降ると困るなぁ」と思いながら学校へ行くと、校長先生をはじめ先生方も多数見えており、作業が始まっていた。
 
 備蓄庫の中は、ほとんど隙間がないくらい品物がぎっしりと詰められていた。この状態ではどこに何があるか分かりにくい上に、必要なものを直ぐに取り出すことが出来ない。中のものが分かりやすく、しかも取り出せるようにする必要がある。
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整理する前
 
 まず、出せるものは一旦外へ出すことにした。入り口付近のものから出し、足場をつくっていった。小物や軽い物は出しやすいが、大物や重いものは何人かで力を合わせなくては動かすことが出来ない。
 飲料水は1つ1つが重く、数がある。一度に2ケースが限界だ。一人が何回か往復しないと終了しない。一番の難物は組み立てトイレであった。大きく、重い、その上に、ケースになっているダンボールが切れて中身がはみ出している。つかむのにもつかむところがない。備蓄庫の中は狭く、足場も取りにくい。何とか多くの人が一丸となり、1基を外へ出すことが出来た。後2基ある。1基出したので、足場は確保できた。汗だくだくになり組み立てトイレは出せた。
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飲料水の一部
 
 大きなダンボールを外に出した。「何が入っているのだろうか」最初は誰も分からなかった。中を見ると、組み立ての自転車であった。こういうものが入っているとは思いつかなかった。「自転車なら乗れるようにしておこう」と先生方は組み立てた。ちょっとの時間で組み立ては終わった。「空気が入っていないのでは?」と思い、タイヤを押して見た。空気は充分入っているようだ。いや、よく見ると空気を入れる口がない。もともとパンクしないように出来ているノーパンクタイヤであった。
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外へ出したもの 
 
 一通り中のものが外に出され、棚のものが見やすくなった。今度は、表示板に従って物品を納めることになる。重く、数のある飲料水から手をつけた。古いものと新しいものがあるので、分かりやすく表示しながら順番に収め始めた。収めていくと、棚板の高さを直さなくては納まらなくなった。分かりやすく収納するためにはいろいろ工夫が必要になる。
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表示板
 
 組み立てトイレは収納するのにも難物だ。まず収納ケースになっているダンボールの補強をしなければならない。何箇所もガムテープで補強した。何しろケースが大きいので、用意していたガムテープは途中で終わってしまった。これでは収納できない。「学校にはまだガムテープがあるだろうか」先生方が探しに行った。「無いようだ」と帰ってきた。「どうしょうか、養生テープで間に合わせようか」としているところに、副校長先生が2巻き探して来てくれた。ようやく最後の難物が収納された。
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ダンボールに詰めた組み立てトイレ
 
 最後に、先日大変お世話になった。炊飯器を皆で押入れ作業が終了した。皆さんの顔にやれやれという表情が現れてきた。汗をぬぐっていると、女の先生が氷の入った麦茶を持ってきてくれ、地域の人に配ってくれた。冷たいものがのどを通り、疲れが取れたような気になった。
備蓄庫の管理は、本来は地域のことなので、地域の人がやらなければいけない。休日なのに小学校の先生はよく動いてくれた。感謝の意を表意したい。
 
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整理を終えた備蓄庫内
 
 
 記  平成25910日(火)