公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

メヒシバの判定は難しい

828日(水)
 
  どうもメヒシバがよく分からない。1度調べると分かったような気になるが、しばらく経ち再度見ると、また疑問が出てきて迷う。日陰にあり、背丈が低く、ひ弱に見えるものは大抵コメヒシバと思われるが。それ以外のメヒシバはコメヒシバなのかメヒシバなのか、それともアキメヒシバなのか判別が難しい。
 今見ているメヒシバと思われるものに2つある。2つの境界は難しいが、穂の枝がか細く弱いものとやや太くしっかりしたものとがある。
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 2つのメヒシバがある
 
 細く、か弱く見えるものはコメヒシバと思われるが、資料によると、花をつける穂枝は1箇所から出るとあるが、今見ているものの中には、2箇所になっているものもある。小穂はよく似ている。また、鞘口にわずかに長毛が見られる点、葉鞘に毛のないところなども似ている。これもコメヒシバではないかと思うが、判定が難しい。
 
 メヒシバと思われるものは上記よりは大型である。最初、見やすい一番上の葉に注目し、葉鞘。鞘口、葉舌などを見ていたが、ここだけに限って見ると、コメヒシバと同じになる。ここが大きな間違いであることが分かってきた。
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一番上の葉 葉鞘、鞘口どちらにも長毛はない
 
 上から二番目以降の葉、茎等に注意が必要だった。特に、下の方で枝分かれして、新しい枝が出かけているところなどはよく見る必要があった。 
 ここを見ると、メヒシバの特徴として資料に書かれている内容が分かってくる。その中でも葉鞘につく長毛が明確になる。また、節を見ると、ここにも長毛がある、根元近くになると、長毛がひげ根に変わっている。メヒシバは節から根を出して、そこから新芽を発芽させるとあるが、その様子が分かってくる。
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                    節に長毛がある              枝分かれしている葉鞘に長毛がある
 
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節からひげ根が出ている
 
 
   記  平成25年8月28日