公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

オヒシバ、メヒシバ、イヌビエ、カモジグサを考える

8月20日(火)
 
 草刈が入った草むらも緑が復活し、色々な植物が現れてきた。興味を引いたので調べて見た。勢いがあるのは、オヒシバ、メヒシバである。その中に混ざっているのが、イヌビエとカモジグサである。
カモジグサは生きが長い。一時衰えたと思ったが、芽生えが遅かったものが穂を出したようだ。イヌビエは個体数が一番少ないようだが、独特な穂を出している。
 これらを1度に見て、茎や葉でこの4つについて区別できるであろうかと言うことが頭に浮かんだ。いい機会なので、少し調べ始めた。
 
 
毛の有無
茎へのつき方
中肋
縁の波
葉舌
オヒシバ
 
葉、葉鞘に長毛がある
葉は茎を完全に抱いている
 
葉に波はない
 
メヒシバ
 
鞘口にはわずかに長毛がある
葉の茎の抱き方は不完全
中肋が白色
葉の基の方に細かな波がある
 葉舌は2mmぐらいのうすい膜
カモジグサ
 
葉、葉鞘、鞘口にはほとんど毛はない
葉の茎の抱き方は不完全
 
葉に波はない
-2mm程度 上は平ら
イヌビエ
 
葉、葉鞘、鞘口にはほとんど毛はない
葉の茎の抱き方は不完全
中肋が白色
葉に波はない
 
 
イメージ 1
オヒシバ
 
イメージ 2
メヒシバ
 
イメージ 3
カモジグサ
 
イメージ 4
イヌビエ
 参照  
URL: http://blogs.yahoo.co.jp/yokohamaiwao/5146342.html
 
 いずれも同じようなところに生育しているが、微妙な違いがある。穂が出てくれば、区別するのは難しくないが、穂が出る前はなかなか区別がし難い。同じものでも、生育場所や時期によっても多少の違いがある。メヒシバにはコメヒシバ、アキメヒシバなどがあり,穂が出てきていても区別がし難い。
 
 
  記  平成25年8月20日(火)