公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

キンエノコロを見る

8月16日(金)
 
  午後、暑い公園のを散策した。コスズメガヤ、オヒシバを見た。この二つは、この時期に人に踏まれる場所に現れてくる。数メートル離れれば花壇があるのに、花壇の中に見ることはない。花壇にはメシシバがでんと構えている。「本当はどちらが生きる力が強いのか」比べてみたくなるのだが、互いに住み分けをしているので、真実を知ることは出来ない。
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オヒシバ
 
 メドハギが出てきた。大きくなると刈られてしまうので、なかなか大きくなれない。ツツジの近くにあったので、下の部分が刈られずわずかに残り、ここまで成長してきた。恐らく花を咲かせてくれるだろう。自然のままであれば、もうけっこう背丈が高くなっていたと思うが、自然を変える人の力の大きさには計り知れないものがある。
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メドハギ
 
 キンエノコロが出てきた。キンエノコロと言っても確証はない。他のエノコログサの仲間と比べると、やや穂が短く、真っ直ぐに伸びている。穂が金色に近いので、キンエノコロと呼んでいる。ムラサキエノコロとの違いが微妙だ。毎年ここには同じものが出てくる。
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キンエノコロ
 
 シマスズメノヒエが残っている。刈られる前は、随分見えたのだが、久しぶりに穂を見ることが出来た。タチスズメノヒエはけっこう回復してきているが、シマスズメノヒエの回復は遅かった。人為的な力にはシマスズメノヒエより弱いのかもしれない。でも、穂をつけ生命をつなげようと生きる姿には学ぶものがある。
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シマスズメノヒエ
 
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シマスズメノヒエ
 
 
 
  記  平成25年8月15日(木)